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「どう言う訳なんだい?」
とニコニコ父が聞く。
「えと…えと…そうだ。復興ですよ。確かにここは荒廃してますけどこれから良くなる筈ですよ!」
ケンノエが言った。
「成る程なしかししかし、地上の楽園と聞いてきたのにこれはあんまりじゃないか…」
ニコニコ父は言うが。
「嫌だ帰りたい!」
「話が違う!」
周囲から声が上がった。
「叫ぶな殺すぞ!」
するとするとシャンティの兵士が銃を向け出した。
これは脅迫だそれは良いのか?
ケンノエは思った。
それからバスに乗りそれぞれの場所に配置される事になる。
「嫌だーケンノエお兄ちゃんと一緒が良い!」
「そう言う訳にいかないんだよ」
ニコニコが駄々をこねるが場所はそれぞれ決められ希望の場所通りには行く事が出来なかった。
「早く乗れ殺すぞ!」
兵士が怒鳴りつける。
「なんだよなんだよこれ…」
ケンノエだけでは無くほぼ全員が聞いていた宣伝と現状のあまりのギャップに戸惑う。
戸惑う周囲の人々の意向は無視され個々の場所に配置されて行った。
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