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「おい!しっかりしろ!そんなんじゃいつまで経っても終わんねぇ!」
「でも……」
「でもじゃねぇ!戦え!」
そう叫ぶと、魔物が襲いかかってくるので慌てて逃げる。しかし、すぐに追いつかれてしまう。魔物の攻撃を受け、イグニスが持っていた剣は放り出される。
魔物に背中を踏まれて倒れるイグニス。相手はトカゲ型の魔物。尻尾を囮にして攻撃してくる雑魚の中ではまあまあ上位のやつ。
仕方ないなと、イグニスが落とした剣を拾い、構える。え、おも!?
「ふんぬうううう!」
剣の重さに驚く。イグニスこれを振ってたのか、それは普通にすごい。
何とか持ち上げて、いざ攻撃しようとした。
こちとら廃人レベルの周回したんよ?攻撃パターンも把握済み、さぁてスキルでも……。
そう、思って、目の前に魔物しかいないことに目が点になる。
ん?んん?あれ?あれええ?
でない、でない、技の名前も、なんならコマンドも!はい、いいえもねえのかよ!
ここで、冒頭に戻る。
「ああもう!なんだこれ!」
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