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 まずは、閃いた。次に、おでこが痛かった。その次に、ビビが鼻血を出して倒れた。何が起きたかを理解するのに数秒。 「何するんですか姫様!?」  鼻をおさえたビビが不満を向ける。私はごめんと謝って、 「あのね! いい考えがあるの。あー何で忘れてたのかしら、お前に私の名前を教えればいいのよ!」 「名前?」 「そう、私の名前はね」 「いけません姫様!」  扉が開き、大臣とお付きの奴隷が飛び出してきた。
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