歌う心臓
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「ラララ〜ルル〜」 ーー僕の周囲で響き渡る、甲高くも美しい……変声期前であろう少年の歌声。 その何とも甘美な歌声を響かせているのは、僕の胸――僕の心臓だ。 そう、僕の心臓は……3ヶ月前から歌う様になってしまったのである。
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