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それが分かり、青さんの首に抱きつきながら小さくだけど泣いた。 ”本当のところは、私とのエッチは気持ち良くなかった・・・?“ ”私の顔なんて全然好きじゃなかった?“ ”私の中身も全然好きじゃないもんね。“ ”青さんの元カノ達とは全然違う。“ ”私は、青さんから本当の意味で愛して貰った女じゃない。“ ”本物の奥さんでもない・・・。“ ”私は、青さんの本当の奥さんでもなかった・・・。“ ”あんなの、若い子達がするような夫婦ごっこで・・・。“ ”いや、若い子達がする夫婦ごっこの方がもっとちゃんとしてる・・・。“ ”何も残ってない・・・。“ ”青さんと私が夫婦ごっこをしていたモノは、何1つ残っていない・・・。“ 苦しい・・・。 悲しい・・・。 虚しい・・・。 やっぱり、青さんと再会する前よりももっと苦しい。 もっと悲しい・・・。 もっともっと虚しい・・・。 ”青さん・・・。“ 心の中で青さんのことを呼ぶ。 ”青さん・・・。“ 何度でも呼ぶ。 ”青さん、私・・・“ ”私ね・・・・“ ”私・・・・・・“ ”本当はね・・・・・・“ ”本当にね・・・・・・・“ ”私、青さんと結婚したかったんだよ・・・・・・。“ ”本当に・・・・・、本当に、したかったんだよ・・・・・。“ 心の中でだけどそう伝え、最後に青さんの匂いを大きく吸った。 青さんは凄く良い匂いで。 青さんはやっぱり良い匂いで・・・。 私は青さんのことが大好きなのだと、こんなにも愛しているのだと、苦しいくらいに分かってしまう。 私”だけ“がここまで愛しているのだと分かってしまったので、おマ◯コがめちゃくちゃ切なく泣いているまま、青さんの首から両手を離した。 いや、離そうとした・・・・ その時・・・ 私の首の後ろに”何か“が触れて・・・。 それに気付いた瞬間、私の胸の間にあった”一平さんの第2ボタン“がスッと胸の谷間を上がっていき・・・ 思わず青さんの首元から顔を離すと、めちゃくちゃ真剣な顔をしている青さんの顔が見えた。 「こんな首輪をしてる女のマ◯コになんてチ◯コ挿れられるかよ。 俺のチ◯コの誠実さを舐めんなよ?」 そう言って・・・ 私の首から”一平さんの第2ボタン“を取った。 取ってくれた・・・。 ”一平の、奪い取ってきてやった!!“ ”結婚するぞ。“ ”あの時“の青さんが見えて、それには我慢なんて出来ずに大きく泣いた。 青さんは昔から私の望みを聞き出してくれて・・・ そして、叶えてくれる。 一平さんへの愛とは違う、私が自然と恋をして必然のように愛した人。 愛している人。 きっとこれから先も、ずっと先も、どんな未来があったとしても、私が愛する男の人は青さんだけ。 ”このおマ◯コにおちんちんを挿れて欲しい・・・“ それくらいの愛している男は、この先の道でも絶対に青さんだけ。 「泣きたいのは俺の方だからな!? 死ぬ気で我慢してたのに煽ってきやがって!!」
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