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スッと伸びてきた 彼の手は私の頭を優しく撫でてくれた。 「俺は、成美だからこそアナタを好きになり、こうして隣りにいてほしいと願ったんですよ」 「綾瀬さん……」 綾瀬さんは 私が不安になるたびに すぐに気づいて 言葉で私のことを安心させてくれる。 こんなにも 私のことを一番に考えて 愛してくれる人はきっと他にいない…… 好き 大好き…… 付き合い始めて まだ1日しか経っていないけれど 私の中にある彼への好きの気持ちは増すばかり。 私の 頭を撫でていた 彼の手を取りそっと 自分の頬に当て頬擦りをした。 あたたかくて大きくて 優しい綾瀬さんの手が好き、大好き…… .
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