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高校一年のとき、最初に仲良くなった子と喧嘩して、無視されるようになった。
そうすると不思議なもので、周りの子も段々と、わたしをいないものとして扱うようになった。
唯一普通に接してくれていたのが、りさだった。
りさが何度か周囲へ働きかけようとしてくれたけれど、わたしは止めた。
これはいじめじゃない。ただの仲たがい。
変な風にりさを巻き込んではいけない、と思っていた。
学校に居場所がないと、どうなるか?
朝起きるとお腹が痛くなる。目眩がする。
それでもなんとか二年に進級できた。
文理で分かれると、やっぱり不思議なことに、何事もなかったように皆が接してくるようになった。
――人間の『揺らぎ』に、興味を持った。
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