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翌日、平日にもかかわらず人通りの多いJR原宿駅の改札口の前で拓弥が立っていると、丈が現れた。
「じゃ、行こうか」
そう言って笑うと、丈は拓弥の手を掴み引っ張って表参道方面へと歩いていった。
そして表参道ヒルズの入口まで来ると、二人は立ち止まった。
「なんで、二人だけなんスか」
「いいじゃねえか、遊びに行くくらい、それにお前がフラれたとあっちゃー、元気づけねえわけにはいかねえからな」
「それで、ここでどうするんですか」
(続く)
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