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時は、2017年2月3日の昼過ぎであった。
場所は、JR高円寺駅の近くにあるローソンにて…
アタシ・あいり(36歳・パート主婦)は、いつものようにパート勤務をしていた。
だけど、この最近思うように働くことができずに苦しんでいた。
アタシがレジ打ちの仕事をしていた時であった。
商品を購入した男性客が『お支払はPonta(ポンタ・ポイントカード)にたまっているポイントで払います。』と言うた。
けれど、アタシはタルい表情でボーッと立っていた。
男性客は『承認画面が出ていない!!』と言うて怒った。
「すみません…オレPontaでためたポイントで払うと言いましたよ!!聞こえてますか!?」
「えっ?」
「だから、ポイントを使うから承認画面を出してください!!」
「出しますよぉ…だけど…」
「だけどなんだと言いたいのかよ!!あんたは客をバカにしているのか!!もういい!!」
男性客はものすごいケンマクで怒った後、店から出ていった。
アタシ…
お客様をバカにするようなこと言うたかなぁ…
いつも現金で払っているので、現金で払うと思っただけなのにぃ…
この時であった。
店長がものすごい血相でアタシのもとへやって来た。
店長は、怒った声でアタシに言うた。
「あいりさん…あいりさん!!」
「はい?」
「あんたまたお客様を怒らせるようなこと言うたの!?」
「えっ?…アタシ…お客様はいつも現金払いだから現金を出すのかなぁ…と想ったのです…」
「あいりさん!!あんたこの頃ため口が多いなど…勤務態度が悪いみたいね!!(女子大生)ちゃんを見てごらんなさい!!あのコは、通信制大学に通いながら働いているのよ!!」
店長は、アタシに通信制大学へ行きながらがんばって働いている女子大生のコを見せながらくどくどいい続けた末にダメ出しを言うた。
店長から『あんたは当面の間トイレ掃除だけしていなさい!!』と言われたアタシは、雑用以外のお仕事を根こそぎ取り上げられた。
アタシ…
なんで東京に来たのかな…
大失敗したわ…
アタシは、高校を卒業したあと出身地の栃木県から上京した。
この時、アタシは栃木県にある大学の受験におっこちた…
スベリ止めに受けた大学もおっこちた…
ヘンサチ40未満のアタシに大学なんてネコにコバンよ…
アタシは、郷里で暮らすことがものすごくイヤだから東京に来た…
それでも、アタシは大学へ行きたいから代々木にある予備校へ通った。
けれど、ミッカボーズでやめた。
予備校通いをやめたアタシは、バイト生活を始めた。
アタシは、昼夜を問わずに働き通した。
アタシが31の時だった。
うちの近所で金物屋さんを営んでいる夫婦がアタシに対して『もうここらへんで人生決めたらどうかなぁ…』とものすごく言いにくい声で言うたあと結婚しろと命令した。
命令されたアタシは『アタシは男ギライだから結婚しないわよ!!』と言うて拒否した。
アタシはその時、青梅街道沿いのマクドの店舗でバイトをしていた。
あれはおひる時でものすごくいそがしい時だった。
アタシは、お客様が注文したダブルチーズバーガーのセットを間違えてフィレオフィッシュのセットでレジ入力した。
アタシの入力ミスが原因でお客様が激怒した。
とんでもない大失敗をしたアタシは、先輩の男性クルーからダメ出しを言われた。
その翌日、アタシは杉並区内にある料亭でお見合いした。
相手は、六大学卒業の管理職の40前の男性であった。
お見合いの席で母親が男性をデキアイしていた…
その様子を見たアタシは『アタシ…親にイソンする男は大キライです!!』と突き放す声で言うたあと、相手の男性の顔を平手打ちで叩いた。
その後、店から出た。
それ以降、アタシは持って来てくださったお見合いを次々とけかえした。
その結果、アタシは今のダンナ(45歳・管理職)とお見合いをして結婚した。
ダンナは、アタシと出会う前に妻を交通事故で亡くしたばかりで、当時生後4ヶ月の長女を抱えていた…
…と仲人夫婦が言うたけど、アタシは『信用できません!!』と言うてつっぱねた。
仲人夫婦は、アタシに対して『(ダンナ)くんは妻を亡くした上に(長女)ちゃんにおかーさんがいないのだよ!!』と言うた。
けれど、アタシは『だまされないわよ!!』と言うたあと『本当は、前妻に対してDVで殺したのよ!!』と仲人夫婦に言い返して拒否した。
困り果てた仲人夫婦は、知人が経営しているコーシンジョにダンナにDVの疑いがあるかどうかの調査を頼んだ。
調査の結果、ダンナにDVの前科がないことが判明した。
仲人からめんどくさいことを言われたアタシは、仕方なく婚姻届にサインした。
アタシと再婚したダンナは、その直後にお仕事で大失敗をするなどでお給料が大きく減った。
同時にアタシも、結婚なんかするのじゃなかった…と強く思った。
だけど、長女がまだ小さいから仕方なくガマンして暮らしている…
こんな息苦しい暮らしが4年もつづいた…
ショージキ、イヤになった…
だから、離婚しようと思っている…
…話は戻って…
ところ変わって、アタシたち家族が生活している公団住宅の5LDKの部屋にて…
パートを早退けしたアタシは、しばらく休憩していた。
そんな時に電話がかかってきた。
電話は、ダンナからであった。
「もしもし…また残業!!…今日はまっすぐに家に帰るってヤクソクしたじゃない!!…分かった…それじゃあ晩ごはんいらないのね!!会社が第一だと言うのであればリコンよ!!」
(ガチャーン!!)
アタシは、電話をガチャーンと切ったあと右手で髪の毛を思い切りかきむしった。
この時、保育園にいる4歳の長女(前妻のつれ子)を迎えに行くことをすっかり忘れていた。
だけど、アタシはめんどくさいから保育園に電話して『お泊り保育をお願いします…』と頼んだ。
それから8時間後であった。
ダンナが、疲れた表情で帰宅した。
ダンナはお酒をのんでいたので顔が真っ赤であった。
思い切りブチ切れたアタシは、ダンナを怒鳴りつけた。
「あなた!!またきょうも外でのんだのね!!残業と言うたら上司とお酒をのむことだと言いたいのね!!」
「そんなに怒らないでくれよぅ〜」
「アタシは、足りないぶんをおぎなうためにパートに行ってるのよ!!」
「分かってるよ〜」
「だったら逃げ回らないでよ!!」
「分かってるよ〜」
「なによ意気地なし!!会社が第一で家族のことは二の次だと言うのであれば、もう知らないわよ!!フン!!」
アタシに強烈な声で怒鳴られたダンナは、いじけた表情で部屋に入った。
サイアクだわ…
アタシはどうして…
ダンナとお見合いして、結婚したのか…
アタシは…
亡くなった前妻の代わりじゃないわよ…
アタシは…
結婚以外にも…
生き方が…
たくさんあったのよ…
もうイヤ!!
この時、ダンナはより深刻な問題を抱えていた。
ダンナも、アタシと結婚することがイヤになった。
それに加えて、職場の上司から『君は3月1日付けで取引先の会社に出向だ!!』と命令された。
そのまた一方で、ダンナは八王子の実家のアネムコから『家業の問屋の人手が足りないから帰ってこい!!』と言われたのでヒヘイした。
アタシは、どちらもイヤ!!
だから、ダンナと離婚するワ!!
時は流れて…
この日は、ヴァレンタインデーであった。
長女を保育園に送り届けたアタシは、ローソンへ向かおうとした。
しかし、途中で足が凍りついたのでパートを休んだ。
同時に、また保育園に電話してお泊り保育を頼んだ。
この最近、アタシはなまけグセが出たようだ…
ところ変わって、近くにある公園にて…
ひとりぼっちでベンチに座っているアタシは、ひどく落ち込んでいた。
そんな時であった。
アタシの前に、イケメンの魔法使いさんがやって来た。
魔法使いさんは、アタシに声をかけた。
『どうしたのかなぁ…』
「えっ?」
『元気がないようだね。』
「うん…アタシ…ダンナと離婚することを考えているの…」
『リコン…どうしてリコンするの?』
「結婚以外に…生き方が見つかりそうだから…」
『結婚以外に生きて行く方法が見つかったからダンナとリコンするの?』
「うん。」
『それはどうして?』
「どうしてって…ダンナが亡くなった前妻の代わりだと思っているから…」
『亡くなった前妻の代わりはイヤなの?』
「イヤよ!!ものすごくイヤ!!」
『そうか…それなら…恋の魔法はいらないのだねか…』
「恋の魔法…」
『おじょうさんは、結婚生活が楽しくない原因が見つからないので、困っているのだね。』
イケメンの魔法使いさんは、ひと間隔を置いてからアタシに言うた。
『おじょうさんは…子どもの頃に抱いてた夢はあったかな?』
「えっ?」
『例えば…ケーキ屋さんとかお花屋さんとか…』
「そんなこと、考えなかったわ。」
『それじゃあ、結婚観について聞くけど…おじょうさんはどんな男性と結婚したかったの?』
「それも考えたことない…」
『どうして?』
「わかんない…」
イケメンの魔法使いさんは、ますます困り果てた表情でアタシに言うた。
『ふたりとも、完全に大人になれていない状態で結婚生活を続けていたのだね…』
「うん。」
『そんな状態で、おじょうさんはパートを続けていたのね…』
「うん…」
『困ったなぁ…』
イケメンの魔法使いさんは、アタシに提案を出した。
『おじょうさん…ぼくからひとつ提案を出すよ。』
「えっ?」
『今日はバレンタインデーだよ…今日1日ダンナさんともう一度話し合ってたらどうかな?』
「えっ?」
『話し合っても結論がでないのであれば仕方ないけど…今、ダンナさんはおじょうさんを探し回っているよ…』
「ダンナが…アタシを探している?」
『本当だよ…』
(ドクン…)
この時、アタシの乳房の奥でドキドキとした気持ちが高鳴った。
(ドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)
何かしら…
乳房の奥で…
激しいドキドキが…
起こったわ…
ああ…
(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)
ヤダ…
どうしよう…
乳房の奥で…
より激しいドキドキが…
高鳴ってるわ…
アタシ…
ああ…
(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)
どうしよう…
どうすればいいの…
イケメンの魔法使いさんは、ほほえみながらアタシに言うた。
『おじょうさん、今ならまだ間に合うよ…ダンナさんは今ごろ…おじょうさんを探しに街に出たと思うよ…』
「えっ?」
『さあ早く…おじょうさんも今のうちにダンナさんを探しに行こう…このままでは、一生後悔するよ。』
「うっ…うん。」
アタシは、イケメンの魔法使いさんの言うとおりにダンナを探しに出た。
アタシは、必死になってダンナを探し回った。
けれど、みつからなかった。
アタシは、気落ちした表情で帰宅した。
時は、夕方5時過ぎであった。
ダンナが部屋の片隅に座り込んでいた。
アタシは、つらい声でダンナを゙呼んだ。
「あなた…」
アタシはダンナに声をかけたが、うまく気持ちを伝えることができなかった。
そんな時であった。
(ドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)
アタシの乳房の奥で、激しいドキドキが高鳴った。
どうしよう…
乳房の鼓動が…
前より激しくなったわ…
(ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン…)
この時に、イケメンの魔法使いさんがアタシに声をかけた。
『おじょうさん…ダンナさんに今の気持ちを伝えるのだよ…』
アタシは、意を決してダンナに想いを伝えようとした。
その前に、ダンナがアタシに今の気持ちを伝えた。
「あいり…オレ…今日…会社をやめた…」
「会社をやめた…」
「ああ…」
「どうするのよ…」
「出向先の会社に転職する…」
「あなた…」
「新しく移る会社は、定時に帰ることができる小さな印刷工場だよ…オレは…決めた…」
「あなた…」
ダンナは、ひと間隔置いてからアタシに言うた。
「あいり…今日は…ヴァレンタインデーだね…」
あなた…
ヴァレンタインデーのプレゼント…
用意できてないの…
ごめんね…
ダンナは、アタシの乳房にガバッと抱きついた。
「あいり…あいり…」
アタシは、Iカップの極爆乳に抱きついて甘えているダンナをギュッと抱きしめた。
ダンナは、声をあげて泣いた。
「あいり…あいり…あいり…あいり…あいり…あいり…」
「あなた…」
「甘えたかったよぉ…甘えたかったよぉ…」
「よしよし…よしよし…」
あなた…
あなた…
今までずっとつらい想いをしていたのね…
アタシがだきしめてあげる…
「キュー…キュー…キュー…」
「あいり…あいり…うううううう…」
ダンナは、アタシが着ている白のブラウスのボタンを外したあとブラウスをひらいた。
つづいて、Iカップの極爆乳を包んでいた白のブラジャーの右のカップをめくった。
ダンナは、右の乳房の乳首にキスしたあと舌先でゆっくりとむさぼった。
「あなた…よしよし…よしよし…」
アタシは、やさしい表情でダンナをなぐさめた。
それから4時間後であった。
アタシの乳房に抱かれているダンナは、眠りについた。
【おしまい】
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