6.今世-天文台
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すっくと立ちあがった神庭が手を伸ばす。しかし、その手を握るのをためらった。 「距離を置くんじゃないんですか?」 神庭はしまったという顔を浮かべる。もしもここで手と手が触れ合ったら、渚の中の〝好き〟が溢れてしまいそうだった。 「別にこれくらいいいだろ――」 「だめです」 キっと神庭を見上げた。 「好きになっちゃうから」 神庭の目が丸くなる。その反応を見て、失言に気が付いたが後の祭りであった。
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