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ゆっくりと切先を出し入れし、次第に動きは早くなる。もう声を我慢などできなかった。絡めた指先までしっとりと汗ばんでいた。
浅い箇所の抽挿に最奥がじんじん疼いて、渚は耳たぶにささやいた。
「ん、ん、もっと、奥まで、シて」
とたんに彼の性器がぐんと質量を増した。ごり、と何かに擦れた……と気づいた次の瞬間、目の前が真白になって星が弾けた。
「あっ、ああっ、んん……っ!」
ナカがぎゅうぎゅうと収縮する。奥へ奥へと剛直を誘いこんでいる。ぐぐぐと彼のものが最奥へ入り込んでいった。
「……っやば」
神庭は何かをこらえるような声を出す。
「あ、んんっや……っ」
頭のネジが飛びそうだ。ナカは苦しくて、なのに気持ち良すぎて変になる。
頬を寄せ、名前を呼ばれた。しっとりとした滑らかな肌が心地いい。もう一度名前を呼ばれ、深い光を湛えた瞳に吸い寄せられる。
「なん、ですか」
掠れた声で返事をする。
「ナカ、凄く、熱い」
「ん……っ、ああっ」
ぐい、と力強く挿し込まれる。杭を打ち込むように、彼のものが深くまでめり込む。それは二人を結ぶ快楽のくびきとなって、逃れられない。
「ぁ、な、渚……イきそうだ」
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