8.☆

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 ゆっくりと切先を出し入れし、次第に動きは早くなる。もう声を我慢などできなかった。絡めた指先までしっとりと汗ばんでいた。  浅い箇所の抽挿に最奥がじんじん疼いて、渚は耳たぶにささやいた。 「ん、ん、もっと、奥まで、シて」  とたんに彼の性器がぐんと質量を増した。ごり、と何かに擦れた……と気づいた次の瞬間、目の前が真白になって星が弾けた。 「あっ、ああっ、んん……っ!」  ナカがぎゅうぎゅうと収縮する。奥へ奥へと剛直を誘いこんでいる。ぐぐぐと彼のものが最奥へ入り込んでいった。 「……っやば」  神庭は何かをこらえるような声を出す。 「あ、んんっや……っ」  頭のネジが飛びそうだ。ナカは苦しくて、なのに気持ち良すぎて変になる。  頬を寄せ、名前を呼ばれた。しっとりとした滑らかな肌が心地いい。もう一度名前を呼ばれ、深い光を湛えた瞳に吸い寄せられる。 「なん、ですか」  掠れた声で返事をする。 「ナカ、凄く、熱い」 「ん……っ、ああっ」  ぐい、と力強く挿し込まれる。杭を打ち込むように、彼のものが深くまでめり込む。それは二人を結ぶ快楽のくびきとなって、逃れられない。 「ぁ、な、渚……イきそうだ」
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