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神「スゥ……、スゥ……」
夕食を終えた神楽は布団で眠りに就いていた。
ブァー。
神「ん……」
ダダダダ……。
神「う~ん……」
バサバサバサ。
ガバッ!!
あまりの騒音に神楽は目を覚ました。
見ると、たくさんの幽霊が神楽の部屋を掃除していた。
埃を落とし、雑巾をかけ、掃除機をかけていたのだ。
神「こいつらか、部屋を綺麗にしている霊たちっていうのは」
どうやら、彼らは霊道の周りに住み着いているようで、霊道を通らして貰っているお礼として部屋を掃除しているようだ。
神「……」
神楽はお札を握りしめた。
パァ……ン。
夜の空に、乾いた音が何度も鳴り響いた。
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