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響け! キリマンジャロ
キリマンジャロ。
成層火山にしてアフリカ大陸最高峰。
ンとジャの間で区切りたくなるが、実際にはマとンの間で区切る。すなわち、キリマ・ンジャロである。スワヒリ語でキリマが山、チャガ語でンジャロが白さ、というのが通説らしい。ということは、白い山といったところかしら。
そんな山の名を冠した曲が、ドイツの音楽グループであるクスコによって生み出された。
どんな曲かというと、力強さと重厚さを感じさせながらもリズミカルで軽快という相反する要素を持ち、それでいて無邪気な印象を与えるという面白い曲。演奏はシンセサイザー主体で、歌は入っていない。すなわち、これもまたインストゥルメンタル。
クスコの曲なら、他に『ナンガ・パルバット』や『アプリマック』等、いくつか聴いてみたけど、全部インストゥルメンタルだった。
中には歌声入りの曲もあるらしいが、そんなものはごく一部らしい。ほぼインストゥルメンタルに特化したグループと考えていいだろう。
本来なら『キリマンジャロ』なんて合唱曲にならないはずだった。
ところが、この『キリマンジャロ』に歌詞を付けた人がいた。
その人のおかげで、『キリマンジャロ』は歌える曲になったのである。
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