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色鮮やかな恋(後編)
「蒼も碧も無事で良かったよ、俺は本当に嬉しい!!」
「健太さん、おかえりなさい」
「健太、おかえり!!」
「蒼も碧もカウンセリングは大丈夫だったか? 俺はこれから受けるらしいけど」
「健太さんがいたから平気だったの」
「ふっ、ふん!! 健太がいたからな、あの時のことなんて平気だ!!」
「ははっ、良かった。蒼も碧も元気そうで嬉しいよ」
「健太さん、もう蒼は健太さんのこと、絶対に逃がさないの!!」
「そうだ!! 健太!! 碧から逃げるなんて許さないからな!!」
俺は久しぶりに八尾谷家の大きな家に帰ってきた、そして真っ赤な顔をしている二人に逃亡禁止令を出された。それと母さんや父さんにも電話で俺の無事を報告しておいた、俺の左手の小指は失われてしまったが蒼と碧を守れたからそれで良かった。そうしてまた時が経ち、俺は高校を卒業したら働こうと就活を計画していた、そうしたら八尾谷家の全員から大反対された。
「あらっ、まぁ、そんなことしたらこの子たちがすねちゃうわ」
「大学までいって勉強しなさい、最終的にそのほうが金も稼げる」
「健太さん、蒼から逃げちゃ駄目なの、ちゃんと蒼の立派な夫になるの!!」
「健太の馬鹿!! 碧から逃げたりしたら、お仕置きしてやるから覚悟しろ!!」
そういうわけで俺は急遽、大学まで行くことになった。八尾谷家から通える範囲の一番良い大学を受けて、俺はなんとかギリギリで合格した。俺が大学生になったことを八尾谷家も両親も喜んでくれた、そうして俺はまた蒼と碧の二人から誘惑を受けていた。俺が部屋にいると二人はひらひらの薄い服や、時にはズボンも履かないで俺に迫ってくるのだ。イエス・ショタコン・ノータッチが信条の俺としては恐ろしい誘惑だった、それに最近二人は精通して俺の前でオナニーまでするようになった。
「蒼も碧も俺を誘惑するのは止めてくれ~!!」
「やだもん、健太さんと蒼は結婚するんだもん!!」
「しっ、仕方ないから碧が健太と結婚してやるんだ!!」
「部屋では服を着て、オナニーするなら俺は部屋の外に出てるから」
「そんなことしないで、蒼は健太さんに見て欲しいの」
「碧だってオナニーできるんだ、健太!! よく見ろ!!」
俺はもう二人がオナニーを始めたら、すぐに部屋から逃げ出すようになった。そうしてこの家は広いので適当な部屋で勉強をした、それに最近の二人にはあまり近づかない方がいいと思っていた。それは蒼と碧の二人から凄く良い匂いがするのだ、Ω特有のとても良い匂いが二人からはし始めていた。
「おばさん、あの二人。抑制剤をしっかり飲ませないと、αから襲われますよ!!」
「大丈夫よ、あの子たちが抑制剤を飲まないのは、貴方といる時だけだから」
俺は蒼と碧の二人の母親であるおばさんに相談したが、確かに二人は俺がいない時には抑制剤を飲んでいるらしかった。俺は密かにヒートの心配をしていた、あの二人にヒートが来た時に襲われたらと俺は心配で仕方なかった。そしてそれは二人が小学校六年生の時に来た、最初は碧からだった体が熱いと言いだして俺にしがみついた、俺は抑制剤をとってこようとしたら蒼から邪魔された。そして碧に誘発されるように蒼のヒートも起きた、俺は二人からしがみつかれてベッドに押し倒された。
「ちょっと待って二人とも、抑制剤をとってくるから!!」
「そんなの蒼は要らない、健太さんが欲しいの。ああ、体が熱いの」
「健太!! 体が熱い、熱い!! どうにかしてくれ!!」
俺はイエス・ショタコン・ノータッチの信条を守りたかった、だけど目の前で体が熱いと苦しんでいる二人を見たら、そんな信条など捨ててしまいそうになった。二人は服を脱ぎながら俺を押さえつけていた、小学生でも二人がかりで押さえつけられたら、俺も二人を無傷では振りほどけなかった。
「健太さんも脱いで、えいっ!! ああん、健太さんのもの。久しぶりなの!!」
「蒼、一人占めすんな!? 碧にも舐めさせろ!! ああ、健太の良い匂い」
「いや、ちょっと、ちょっとだけ待って。逃げないから、せめて準備をさせて!!」
そう言って俺は一瞬の隙に二人から逃げ出した、ズボンを履きなおして服を整えると、俺は蒼と碧のお母さんのところに行って、土下座しながらこう頼んだ。
「すいません、俺は性犯罪者になります。二人が妊娠したら大変なので、コンドームがあったらください」
「あらあら、やっとあの子たちの婚約者になってくれるのね!! うふふっ、コンドームだったら十二箱買ってあるからいっぱい使って、ローションもあるわ。きゃあ、今日はお赤飯ね」
そんなこんなで俺はコンドームとローションを手に入れて、二人の部屋に戻ったら大変なことになっていた。蒼と碧の二人でオナニーをしていたのだ、そして帰ってきた俺に二人は貪りついてきた。俺は二人のエロい姿にやっとなんとかコンドームを自分につけた、最初は先にヒートを起こした碧からだった、碧はもう両足の間からとろとろと愛液をたらして待っていた、そんな状態だったからお尻のほうも少し愛撫してあげるだけで指が三本入ってしまった。蒼は碧ばかりずるいと俺の背中にかじりついていた、そうして正常位で碧に俺は俺のものを挿入した。
「やぁん、健太。気持ち良い、凄く気持ち良い。動いて、碧のこと滅茶苦茶にしろよぉ!!」
「碧だけずるいの、健太さん。蒼とキスするの」
「きっつぅ、でも気持ち良いの? 大丈夫? んん、蒼。それから碧、動くぞ!!」
俺は自分も初めてだったが碧の心配をしながら腰を動かした、碧はあんあんと喘ぎながら俺にしがみついてきた。蒼はその間に俺とディープキスをしていた、舌と舌とを絡め合う凄くえっちなキスだった。
「ああん!! ああ!! ああ!! お尻が気持ち良いの、もっと、もっと強くぅ!!」
「健太さんの体にキスしてあげるの、蒼の番までそれで我慢してあげるの!!」
「蒼、そんなに強く吸ったらキスマークがつくぞ。碧、気持ち良いか、よしもっとだな」
俺は碧の様子を見ながら腰を動かし続けた、蒼はそんな俺にはむはむとかじりつくようにキスをして、キスマークと歯形を俺の体のあちこちに残した。
「ふええん、健太のおちんちんが気持ち良いよ!! 碧の中で動いて凄く気持ち良いよぉ!!」
「碧ずるい、するいから乳首にいたずらしてあげる」
「碧の中とろとろで凄く気持ち良いぞ、前もとろとろだな。ほらっ、もういけっ!!」
碧の体はとろけきってふにゃふにゃで、俺のものでかき回してやったら甘い悲鳴を上げた。そして、気持ち良いというので俺は腰を動かし続けた。蒼は碧の乳首を擦ったり、指でいじったりしていた。
「あああああっ!! はぁ、はぁ、やぁん。もっとぉ、健太ぁ、もっと、もっと」
「駄目なの今度は蒼の番なの、碧は一人で自分でしてるといいの」
「そうだな、今度は蒼の番だ。抜くぞ、碧。しばらく我慢しててくれ、後でまた抱くから」
俺が碧の中から俺のものを抜こうとすると、碧は中をきゅっと締めて抵抗した。でもずるるっと俺のものは抜けた、俺は素早くコンドームを取り替えた。そして待っていた蒼にキスをして、蒼の中に正常位で俺のものを挿入していった。
「きゃん!? ああんっ!! 気持ち良い、気持ち良いの!! こんな気持ち良いのは初めてぇ!!」
「あー、蒼の顔がとろけてる。へへっ、キスしちゃお。なぁ、健太の凄く気持ち良いだろ!!」
「蒼も大丈夫そうだな、それじゃ動くぞ。初めてだから、嫌だったらすぐ言うんだぞ!!」
蒼の中もとろけきっていて温かく気持ち良かった、蒼本人も凄く気持ちが良さそうで俺はなるべく蒼が気持ち良いといっている場所を突いた。碧は次の自分の番を待ちながら蒼にキスしていた。
「やぁん!! 嫌なところなんて無いのぉ!! そこ突いて!! もっと、もっとぉ、健太さん!!」
「さっき乳首いじられたからな、碧もお返ししてやる!! 健太、碧にもキスぅ」
「蒼の中がきゅうきゅう締め付けてくるぞ、まだ欲しいのか? それじゃ、もっと動いてやる。蒼にも碧にもキスだな、二人とも可愛いぞ」
蒼は涎をたらしながら甘い声で喘いでいた、そんな顔が可愛いかったので俺は蒼にキスをしてやった。すると碧からもキスをねだられたので、同じようにディープキスをしてやった。
「ああっ!! ああっ!! 何かきちゃう!! 何かお尻がきゅっとなって、やああぁぁぁ!?」
「蒼ったらこんなに健太にキスマーク付けて、碧も付ける!! 歯形とキスマークだらけにしてやる!!」
「気持ち良いか、蒼? そろそろいくか、それじゃ蒼の弱いところをこすってやるからな!!」
蒼はまだ変声期の前の女の子のような声でいってしまった、そして碧と同じようにいった後も俺のものを締め付けて離そうとしなかった。ずるるっと俺のものがゆっくりと抜けて、蒼が俺にディープキスをしてきた、そこに碧もキスしてきてもうどっちとキスしているのか分からなくなった。
「やぁん、健太さん。凄く気持ち良かったの。まだまだ蒼、いっぱいしたいの!!」
「僕もだ、健太!! また僕の中を滅茶苦茶にして、気持ち良くしてくれ!!」
「わっ、分かった。……二人ともお手柔らかに頼むよ」
そうしてヒートがおさまるまで一週間、俺は蒼と碧を抱きまくった。蒼も碧ももう俺のものを入れただけでいってしまうようになった、そして全てがどうにか終わった後、俺は体中が二人のキスマークと歯形だらけだった。俺もお返しに二人のうなじに噛みついておいた、二人ともうっとりした顔をして笑いながら次の話をしていた。
「ふふっ、ヒートはまたくるんだから。蒼をよろしくお願いなの。健太さん」
「へへっ、楽しみだなヒート。碧のことも忘れるなよ!! 健太!!」
「忘れようにも忘れられないよ、蒼に碧」
そうして蒼と碧は小学校を卒業し、またすくすくと大きくなっていった。最初のうちはショタじゃなくなってしまうと、身長のことなどを気にしていた。だが、中学校に入り力が強くなり始めたら、俺のことを二人は捕まえるようになった。最初にヒートで俺が相手をしたものだから、いつでもヒートの時は必ず俺を捕まえるようになった。そんな日々が続いて二人は今日、十八歳の大人になっていた。もうショタだった頃の面影はない、立派な二人の青年だった。
「それじゃ、健太さん。婚姻届を出しに行くのです」
「ほらっ、健太!! さっさと書けよ!!」
「分かった、書きます!! 書きますから二人とも!! 俺の服を脱がそうとしないで!?」
「健太さんが蒼を嫌がったら、セックスの後に書かせようと思ってた」
「僕たち二人を相手にした後、健太。ぐったりしてるから、碧にも隙だらけだもんな」
「ちゃんと責任をとって二人と結婚します!! 重婚制度って書くことが多いね」
一応この国には重婚の制度があった、でもある程度の収入が必要などと色々と条件があった。俺は大学卒業後は八尾谷家で雇ってもらったので収入は心配なかった、その他の条件も特に問題は無かったので俺たち三人はとうとう結婚することになった。俺のショタっぽい人と結婚するという夢は儚く消えた、でも今は蒼や碧を心から愛しているから俺は幸せでいっぱいだった。俺たちは結婚に必要な書類を提出して、八尾谷家の大きな家に帰ってきた。
「それじゃ、次は結婚式だね。健太さん」
「思いっきり派手にやるか、健太」
「いや俺は二人といられれば、結婚式はどんなでもいいよ」
「………………マジかわ」
「………………くそかわ」
「え!? 何!! どうして俺をベッドに押し倒すの!? 止めて、服を引き千切らないで!? 二人ともヒートがくるの、まだ先だったよね!!」
「それまでとても我慢できないよ、健太さん!! ああ、もう可愛い!!」
「そうだ、健太が悪い!! おらっ、碧たち二人の相手をしろ!!」
「えええええ!?」
結婚して初夜、俺は二人からカラカラになるまで絞りとられた。それにもう必要ないとコンドームを付けることも許して貰えなかった、二人は本気で俺の子どもを妊娠する気だった。
「どっちが先に妊娠するか、勝負だね。碧」
「おう!! 健太に可愛いショタな自分の子を抱かせてやろうぜ、蒼」
そんなことを言われて俺は自分の子どものことを想像した、きっと蒼と碧の子どもだから可愛いに違いなかった。だから二人にそう言ったら、蒼も碧も顔が真っ赤になってしまった。
「蒼や碧の子どもができたら、どっちの子どもも可愛いだろうね!! 世界が色鮮やかに輝いて見えるだろうな、でも一番に可愛いのは俺が愛してる蒼と碧だけどね!!」
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