そばにいれなくても

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そばにいれなくても

 あいつは最愛の妻の事で頭がいっぱいだ、亡くしてすぐに記憶から消えるわけじゃない、いつまでも、心に残る、声かもしれねえ、姿もしれねえ、だからこそ、残るかもしれねえな、だって、それだけ、愛してたって事だから  もっと話せばよかった、もっとああしてやればよかった、そうあいつは言う、亡くしたあとに気ずくことがおおい、おおすぎて倒れそうになる、それを救ってやれたらいいなと思っている、たとえ、それが無意味だとしても…  前にお前が親友でよかったと言った、それなのに俺の心は、それ以上を願ってしまった、バカなことだと笑ってくれてかまわねえ、だって、しょうがねえじゃねえか、そうだろう?だけど、  しっかり、境界線はつけてるさ あと少しもう少し、そばにいられればいい、いつも願っている、このままの関係が続けばいいと、たとえ、親友としてしか見られてなくても、それでいいんだ、  好きになっちまったのは、俺の方なんだから気にしないでくれよ、親友…か、 親友以上で恋人のように思っちまってるなんて、知ってたらあいつはきっと…ダメだよな、この関係全てが壊れちまう  でもたくされちまったんだよ、あいつの好きな人に、「私がこの世界からいなくなったら、あの人の事よろしくね」 なんてさ言うからさ、しょうがねえだろ そんな事を俺に言ってくれたなんてさ
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