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瑛士はどんな風に僕を求め、僕に触れるのかが知りたくてたまらないのだ。
死神として過ごしていた途方もない時間をぼんやりと垂れ流していた僕は、今の一分一秒が長く感じ、そのもどかしさに耐えられず彼の服に手を伸ばす。
焦りからか上手く脱がせられず、これが緊張というものなのかなんて少し場違いなことを考えていると、僕の手を補助するような形で彼がバサリと上着をベッドの下へと落とした。
改めて見る彼の肢体にごくりと唾を呑む。
こんな感情も、きっと死神だった頃はわからなかっただろう。
目が離せず固まっている僕の腹部をそっと瑛士の手が撫でる。
その手がするりと服の下へと潜り、素肌をなぞり誰にも触れられたことのない胸の突起へと伸ばされた。
「見てもいい?」
「うん」
こくりと頷くと安堵した表情になった瑛士がぐいっと一気に服を捲り、僕の肌を露にする。
見ても、と聞いたくせにそのままぬるりと胸が舐められビクリと体が小さく跳ねた。
「可愛い、尖ってきたよ」
「んっ、ん」
くちゅくちゅと舌で乳首を弄りながら、僕の体を瑛士の手のひらが何度も往復し、そしてそっと下半身へと手が触れる。
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