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さっき勝手に跨った時には触れなかった部分を瑛士の大きな手のひらが包み、やわやわと刺激した。
たったそれだけの行為なのに、感じたことのないくすぐったいような快感がぞくりと頭のてっぺん目掛け背筋をのぼる。
「ふ、ぁ……ッ!?」
「可愛い、可愛いましろ」
「ま、やっ、あぁっ」
根本から包み込まれ扱かれると、それだけで脳が痺れ混乱する。
与えられるその刺激に思わず目を強く瞑ると、そんな僕にくすりと笑みを溢した瑛士は僕の下着ごと一気にズボンをずり下げた。
途端、ふるりと飛び出した僕のが少し冷たい外気に触れ先端に汁が滲む。
「溢れてる」
「えい、しっ」
「大丈夫だから」
囁くようにそう告げた彼の指先がくちゃりと汁を塗り込むようにゆっくりと扱き、裏筋を強く擦る。
生殖機能の構造は持っていたが、だが欲求のなかった今までの僕は勃つことがなかったので自慰なんてしたことがなく、当然だが誰かに射精を促されることだって初体験だった。
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