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瑛士だって僕がはじめての恋人なのだから初体験のはずなのに、的確にイイところを何度も刺激しいとも簡単に絶頂まで導かれた僕は翻弄されるがまま白濁したモノをピュッと零す。
勢いよく溢れさせたせいで自分の腹に熱い精液が飛び、少し心地悪さを感じたが瑛士がその精液を掬いペロリと舐めたせいでそれどころじゃなくなった。
「な、何して……」
「苦いな」
「そ、れは、んんっ」
だったら舐めなければいいのにという言葉は結局声にはならない。
僕の言葉を塞ぐように瑛士が唇を重ねてきたから。
ちゅ、ちゅと角度を変えて何度も重なった唇が突如僕の下唇を食むように挟み込む。
そして僅かな隙間へと舌が入れられ、僕の舌を絡め取るように瑛士の舌が蠢いた。
力を吸われない状態でのこの行為は、あの時とは全然違い、むしろ熱に浮かされたようにさえ感じる。
彼の舌を、唾液の味を刻むように瑛士の真似をし必死に舌を伸ばすと、嬉しそうに目を細めた瑛士がぢゅうっと強く舌を吸った。
このまま溶けてしまうような気さえしつつ、もっともっとと求める僕は気付けば彼の体を抱きしめるように腕を伸ばす。
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