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2.余裕があるのは相手だけ
くすくすと笑った彼の手が私の臀部に触れ、そのまま強く揉みながらぴったりと体を密着させられる。
“！”
するとすぐにゴリ、とした違和感に気付きびくりとした。
――押し付けられている。
うっかり触れてしまった、ではなくその質量を確かめさせるように私の臍下に執拗に擦り付けられると否応なしに頬が熱くなった。
「ねぇ、僕のがどこまで挿入るか想像してみて？」
「え……」
「マリアナのナカを貫いて、ふふ、どこまで抉られてしまうんだろうね？」
「ぁ、う……」
わざとらしく耳元で囁かれると、ビクビクと体が小さく跳ねる。
「あぁ、想像して濡れちゃったのかな」
「！」
臀部を揉んでいた彼の手がそのまま股までまさぐると、くちゅ、と小さく湿った音が聞こえた。
“嘘！”
恐ろしいことを言われ、私を辱しめる言い回しをされ、それなのに濡れてきてしまっている自身の体が信じられない。
だがその事実に愉悦を滲ませたシル様は下着の上から激しく蜜壺の表面を擦った。
ぐちゅぐちゅと音がどんどん大きくなる。
「ひんっ」
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