3人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
俺は大好きな彼女に告げた。とうとう言わなければならなくなった。
「これから引っ越しするんだ!」
彼女が興味なさそうに応えた。
「どこに?」
「火星!」
彼女がしばらくぽかんと口を開けていた。
「火星って、宇宙の火星?」
「そう。その火星だよ」
「そもそもどうやって火星まで行くの?」
「ジャンプして行ってくるよ!」
彼女がまたもぽかんと口を開けていた。
「そんな冗談を言っても誰も得しないわよ」
「信じてくれないの?」
「できるわけないよ!」
僕は足に力を込めて、鞄と服を抱えて、火星までジャンプした。地球での調査が終わり、僕は火星に引っ越すことになった。
最初のコメントを投稿しよう!