2.国のために小説を書き続けよ。

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2.国のために小説を書き続けよ。

国のためにできることと言われたって、何の名誉も財産もない一人の国民ができることなんて、何もないよう思います。しかし、私達ができることが一つあります。それは、小説を書くことです。 日本は将来、どんどん貧しくなるのは目に見えています。さらに言えば、資源も乏しい島国で、発展はおろか、他の国とまともに争う力すら残るかどうかも分かりません。そんな国に、一つだけ、ずっと変わらず最強の産業があります。それは、漫画やアニメを含めたクリエイター産業です。 世界に売れる日本製品は減ってきましたが、日本の漫画やアニメは、いまだに絶大なる人気を獲得しています。もちろん小説も、コミカライズやアニメ化だってあるわけで、世界から一歩抜きん出ているこの産業の力になれます。 良い作品を産むには、まずは多くの人が作品を創るべきです。そもそもの作家人口が少なければ、良い作品が出る可能性も減ります。私一人が小説を書いたところで変わらない、なんて思っている人がいるかもしれません。しかし、小説を書ける人は、これだけ識字率の高い日本であっても、ごく少数です。つまり、小説を書いて、なおかつネットに投稿しているというのは、それだけで希少な人間となります。 この国が生き残るためには、良い漫画や良いアニメ、良い物語を創り続ける以外にありません。例え一人の力であっても、それがこの国を支える力になります。名も無きWeb作家だと卑屈になることなく、この国のために小説を書き続けましょう。
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