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それよりも、僕は、自宅警備隊員としてのプライドがずたずたにされたことに絶望していた。
しかも3人目に関しては泥棒じゃなくて、ただの猫探しの人だった・・・。最初に追っ払った猫を探してたのかもしれない・・・ーー。
僕は、自分が情けなくなって、目を潤ませながら事情を説明しようとした。
「・・・お前も、必死だったんだよな。この家を守ろうとしてくれたんじゃないのか?」
お父さんが不意に口を開いた。
・・・・・・ーーーえ?
僕はその言葉に驚いて、出かけた涙も一瞬でひいた。
「・・・ーーどう、して・・・」
「あなた、どうゆうこと?」
僕とお母さんは、少し苦笑いしているお父さんを見つめた。
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