優しい風景

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優しい風景

 華やかに式が幕を明けた。二人はチャペルで誓いを立て指輪を交換した。誓いのキスをする時は二人笑顔になった。相変わらず美郷は何かあると顔を赤く染めへへへと笑う。にこやかに笑い合う。唇を重ねると二人は拍手で迎えられた。色々と思い出されながら披露宴となる。  沢山の人たちに祝福され披露宴は始まった。二人の馴れ初めから始まり、来賓代表の挨拶は黒木(くろき)にお願いした。黒木は拓斗の父、博之(ひろゆき)の話から始まり二人を祝った。  友人代表はもちろん和希(かずき)に、美郷の友人代表は桜子(さくらこ)久美(くみ)が祝辞を述べた。みんな笑顔で二人をお祝いした。  お色直しの時は美郷は美郷の家族がエスコートした。拓斗の時は静流(しずる)がエスコート。  場を盛り上げる出し物は冨田(とみた)久保(くぼ)瀬川(せがわ)に和希を含めた四人が馬鹿な演劇風に歌を披露し盛り上げ、桜子と久美が涙ながらに歌を歌った。ケーキ入刀やキャンドルサービスを経たあと感謝の手紙。美郷のあと拓斗も感謝を清海に述べた。そのあと清海が親族代表で来賓に感謝の辞を述べた。  夢のような一日がこの場で二人のために行われた。
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