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「俺だったら絶対お姉さんのこと泣かせないのに」
「ありがとう慰めてくれて」
落ち込んだ私を慰めてくれてくれるための言葉だとは思うがこんな容姿端麗な男性に言われるとさすがに照れてしまう。
この人に愛される女性は幸せなんだろうな、と呆然と思った。
「悩んでるの?これからもそいつと一緒にいるか」
「分からない⋯どうすればいいのか」
「そんなやつとは幸せにはなれない。早々に別れた方が自分のためだと思う」
ハッキリと私の耳に届いた言葉によって思い切り頭を殴られたような感覚がした。
悩んでいたことがバカらしく思えるくらいストレートに私の迷いを打ち消してくれる。
「三年半もお姉さんの大事な時間を捧げておきながら浮気するような男に未来はないと思う。やめときなよそんな男」
「⋯同じ男としてもそう思う?」
「思う。お姉さんは幸せになる資格があるんだから」
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