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(私が受かった? 嘘!受かった!これ夢じゃないよね!やったーーー!)
「お母さん!私1次審査受かったよ!やったー!2次審査に行けるよ!!」
「本当に!さすが私の子!これなら2次審査も通過できるわよ!」
私は、お母さんの元へ駆け寄りぎゅっと抱きしめてもらった。
お母さんの匂いは、いつも落ち着く。私は、これからの未来絶対にうまく行きますように願った。絶対に歌手になろうと強く思った。
2次審査は、審査員の前に出て歌を披露する。審査員の心を掴めるように今日から特訓することにした。
毎日、ボイトレをして週末には、カラオケに行き高得点を狙う。
喉にいい食べ物を毎日食べて毎日腹筋を鍛えた。
今まで重ねた努力を無駄にしないように必死で本番までに歌の特訓をした。
人前で歌を歌うのが緊張しないように放課後音楽の先生にお願いをして歌を聞いてもらった。
「音程も安定してるし声も伸びやかだね。あなたいつも歌が上手いと思ってたけどここまでとは。さすが1次審査に受かるまであるわね」
「ありがとうございます!」
「でも本番まで気を抜かないようにね!頑張ってね!期待してるわ!」
「はい!」
音楽の先生から好評をもらい私は、スキップをしながら階段を降りていた
すると近くから女子3人組の話声が聞こえた。
(同じクラスの子だ、、、、バレないようにしよ〜)
自分は、早足で階段を下ろうとした瞬間
「てかさ〜知ってる?椿ちゃん歌手が夢なんだって!」
「へぇーそうなんだ。確かに音楽の授業中いつも一人大きな声で歌ってるよね」「でもそれがどうかしたの?」「なんかね今歌のオーディション受けてるらしいよ」「「まじ!」」「それも1次選考通ったらしい」「すごーい!」「もう本格的に歌手になろうとしてるんだ〜」
息を呑んだ。私の話題をだったから。
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