第8話 グリジアの野望

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第8話 グリジアの野望

 「あなた 反グリジア教 入る?」 反グリジア教…? 2人で聞き返した、でもグリジアに関係してるのは確かだ。  すると少女は路地裏の裏に向かっていき、 「ついてきて 私たち アジト。」 何が何だかわかってないが、今は少女に頼るしかない。  薄暗く狭い道を歩いていると、地面に扉みたいなのがついていて、少女はそこに開けて入っていった。 私たちは顔を合わせて入ろうと決意し、中に入っていった。 少し深い地下に降り立つと、そこは地下とは思えないほど明るく、広い部屋に辿り着いた。 そのには数人、おじいちゃんや若い女性など、色んな人たちが集まっていた。  すると1人、若い男性が私たちを出迎えてくれた。 「ようこそ、反グリジア教へ。」 私は聞いた。 「反グリジア教ってなんですか?」 すると若い男性が少女に向かって、 「マリィ…また説明してなかったのか。あれほど説明しろって言ったのに‥」 「めんどくさい こいつら 説明 するの。」 あれ?さっきと態度違いすぎない? そしてマリィはどこかへ行ってしまった。  すると若い男性が軽く咳払いして、 「すまない、この子はマリィ。見た目に沿わない頭脳持っているんだがこの通り気まぐれな子でな…。」 あー…なるほど…。どうりで態度が違うわけだ…。 「私はリヤシです。反グリジア教はグリジアに対して反発している人たちの組織です。」 なるほど、ていうか、私たちグリジアに反発してるっていってないよね…?  するとリヤシは、 「あなたたちは教会から逃げてきた人たちですね?」 そう言われるとミモザが驚いて 「な、なんで分かったんだ!?」 「グリジアがあなたたちを追っていると、手配書が出ているんですよ。」 て、手配書…!?だって脱走したのは夜中のことで、まだ数時間しか経ってない…! 私たちが驚いた姿を見てその男性はうなづいて、 「グリジアには優秀な幹部がいて、その幹部の1人が情報を操っています。」 「オレたちを逃さねぇってことか…。」  だからか、町の人たちは私たちを見て捕まえようとしていたのか。町の人も狂ってる…。  そして男性は話を続けた。 「あの町の人はみんなグリジア教の信者です。グリジア教は簡単に言えばグリジアを崇めてる人たちってとこ。ですね。」  グリジアを…崇めてる…?  するとミモザが私の気持ちを代弁していう、 「なんであんなクソ野郎を崇めるんだ!」 怒りを露わにしてミモザが怒鳴る。  するとリヤシは冷静な顔つきで言う。 「みんな、グリジアに操られているんです。」 どういうこと…?と思っていると隣からさっきの少女、マリィが出てきて言った。 「グリジア 血 飲むと 人 気持ち 変わる。」 えっと…グリジアの血を飲むと人の気持ち変えれる…。 「それってグリジアに血を飲まされてグリジアを崇めるようになったってこと?」 「正解。」 マリィはそう言い残してまた去っていった。 「グリジアの血は人の価値観を変えれます。6年前、グリジアの幹部がその血入りのジュースを美味しいジュースと偽って、あんな感じになってしまいました…。」  グリジアにそんな能力あったのか…。あれ?そういえば…。 「あなたたちはなんでグリジアを崇めてないのですか?」 すると、遠くから誰かの声がした。 「はーい!あたいのおかげでーす!」 遠くから来たその人は、水色の髪に白い髪をした…胸でっか!!?  メロンが2つ…?羨ま…!!…じゃなくて!! ミモザはあの胸を気にすることなく質問する。 「どういうことだ?」 「私はあのジュースが怪しくて鑑定してみたら見事!グリジア様の血が入っていることが分かって、一部呼びかけで飲ませないことに成功したよー!」 …えっと…?つまり…? 「…要するに怪しいと忠告したハクレのおかげで俺たちは飲まないでグリジアの支配に逃れられたってことだよ。」 「グリジア様よりあたいを讃えるべきだー!あ、あたいはハクレ・アシャル!よろしくー!」 すごいテンション高い人だな…。 そのあとハクレはまたどこかへ行った。自由だし…胸でかいし…。 リヤシはまた咳払いして、 「まあともかく…グリジアはこの町ならず世界を征服するつもりだ。それを止めるために反グリジア教を立ち上げたんだ。」 グリジア…!やっぱり世界の統一が目的か…! 止めなきゃ…グリジアを止めなきゃ…! すると、誰かが慌ててやってきた。 「た、大変です!グリジアの手下が町に…!」 「なんだと!?」 もしかして…私たちを捕まえに…!
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