西園寺 響子ができるまで(幼稚園編)

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西園寺 響子ができるまで(幼稚園編)

 さて、笹森 今日子が初めての裏切りの快感を覚えた頃の事です。    裕福な家庭のお子様が数多く集まる私立の幼稚園に、西園寺 響子お嬢様は入園しました。    制服もお洒落な明るいグレーのブレザーとキュロットスカート、ハーフ丈のズボン。男女の差はなくキュロットスカートとハーフ丈のズボンを選べます。  袖口や襟には紺のラインが入っています。  ブレザーの下はクリーム色の質の良い柔らかなブラウス。  こちらも男女の区別をつけない様に方に左肩にホックのついたかぶり型のブラウスになっています。    園に入ると園児たちは、各クラスに別れ、運動着に着替えます。  着替えは一応男女に別れます。  暑い時期には白の丸首の半そでシャツと、紺に白いラインの入ったジャージ生地のハーフパンツ。寒い時期には半そでの上にハーフパンツと同じ紺に白いラインの入った長袖を着ます。  クラスごとに色の違うカラー帽子をかぶり、園庭で、園児全員が揃うまで遊ぶのです。  西園寺家は元は華族の家系。古くから経営手腕に長けた当主が多かったので、昔からのお金持ちの家系になります。  現在では西園寺財閥と呼ばれております。  響子お嬢様は園で出しているバスには乗りませんでした。  響子お嬢様のお父様とお母様は自宅のドライバーしか信用していなかったので、響子お嬢様はご自宅のハイヤーで登園しました。  園のバスと重なるとご迷惑になるので、響子お嬢様の乳母の真理も一緒に登園して、少し早く着いてしまう響子お嬢様と一緒にお着替えなどを済ませて園の時間が終るまで、教室の隅で特別にまっているのでした。  乳母の真理は、響子お嬢様がお生まれになった時からお屋敷で雇われました。  響子お嬢様のお母様のご親戚で、お子様のいらっしゃらない方に来ていただきました。  その方は独身でいらっしゃいましたので、住み込みで響子お嬢様のお世話をすることになったのです。  とはいえ、お母様のご親戚ですので、食事もご家族と一緒ですし、お仕事と言えば、響子お嬢様のお世話だけでお給料を頂いていました。  住み込みの上に三食ついているのですが、もし、途中で結婚することになったとしても、困らないだけのお給料を頂いていました。    乳母の名前は鈴森 真理といいました。  響子お嬢様は、鈴を転がすような声で真理さん、真理さん。と、いつも呼んで、乳母になっている叔母さまにとても懐いていらっしゃいました。  鈴森 真理も響子お嬢様が可愛くて仕方がありませんでした。  その容姿も含めてです。  響子お嬢様のお母様の家系の鈴森家は皆、美しい顔立ちをしていました。  鈴森家のおじいさまが北欧の方だったので、響子お嬢様のお母様もそうですが、真理も大層きれいな顔立ちをしていました。  ただ、響子お嬢様はその中でも特に北欧の血が濃く出ているのか、金髪にも見えるような薄い茶色の髪はクルクルとカールし、日本人の中にいると白い肌はより一層白く見えます。目の色は濃い黒に見えますが、よく見ると深い蒼色をしています。   鼻はつんとかたちよくとがり、その下にある形の良い唇は赤いさくらんぼうの様です。  大きくなればなるほど美人になること間違いなしです。 ※真理の回想    響子お嬢様は夜は、お家の方針でお一人でお休みになりますが、すぐ次の間に真理が寝ているので、何かあればすぐに真理が駆けつけます。  でも、響子お嬢様は昼間健やかにお日様を浴びて過ごし、夜はグッスリとお休みになりましたので、夜にお世話をかけられることは殆どありませんでした。  朝になると、真理は響子お嬢様の部屋に入り、ベッドの脇のカーテンを開けると、朝日が可愛い寝顔を照らします。  朝日を浴びて、その明るさで自然に目を覚ます響子お嬢様の可愛らしい様子は真理一人で見るのにはもったいないほどです。  長いまつ毛をパチパチとさせて、小さな手で少し目をこすりながら小さなあくびをして 「真理さん、おはよう・・・」  と、まだ眠そうな声でご挨拶をしてくださいます。 「おはようございます。今日も幼稚園ですよ。」  と、真理が声をかけると、ようやく段々と目が覚めてきた響子お嬢様は 「あ、そうよね。今日は水曜日。お遊戯のある日なのよ。」  そう言って、元気に自分のお部屋にある洗面所に行き、お顔を洗って、フリフリのついたパジャマからお部屋着にお着替えなさいます。  そうして、朝ごはんの為ダイニングルームに行くと、大抵はお父様もお母様ももう、お席について、お食事をなさっている最中です。 「おはようございます。お父様、お母様。」 「おはよう、響子、真理さん。」  気持ちの良いご挨拶が響いて、響子お嬢様が席にお付きになる時には響子お嬢様の朝ごはんがテーブルに並んでいます。  今朝は、サラダ、クロワッサン、コンソメスープ、ヨーグルト、オレンジジュース、ミルク。  そこに、色とりどりのジャムや蜂蜜が並んでいるので、その中から、響子お嬢様は、その日のお好みで、ヨーグルトに入れる蜂蜜やジャム、クロワッサンにつけたいときには蜂蜜やジャムを選んで、真理につたえます。  真理が響子お嬢様の手元まで持ってくると、響子お嬢様は自分で上手におぬりになります。  自分の事は自分でできるようにしてほしいと、ご両親から言われていますので、手を出し過ぎないように真理は気を付けているのです。  響子お嬢様は幼稚園でも大層お利口さんにお過ごしになります。  先生の言う事はきちんと黙って聞き、お友達とも仲良くお遊びになられます。  元より、良いお宅のお子様しかいらっしゃらないのですが、時には聞き分けが悪くなるお子様もいらっしゃいます。  何といってもお子様なのでそう言ったことがあっても仕方がないと思います。  でも、響子お嬢様は幼稚園でご機嫌が悪くなること等一度もありませんでした。  真理は響子お嬢様が自慢でございます。 ※響子の回想  私がいくら幼稚園児だからって、ずっとずっと乳母の真理が一緒では息が詰まるのよ。  お家ではお父様やお母様の目に触れてしまうし、真理はお母様の親戚と言う事だから真理の前でも響子の本当の姿なんて見せられないわ。  いいえ。響子の本当の姿なんて、大人には誰にも見せられないわ。  だって、みんな響子が本当にいい子だと思っているのだもの。  響子はね、幼稚園が大好きよ。  だって、響子よりものろくて頭の回転の悪い子供が沢山いるんですもの。  真理にもわからないように、先生にもわからない様に、響子は幼稚園の皆に意地悪をして息抜きって言うのかしら、ちょっとすっきりするように悪いってわかっている事をするのよ。  響子は先生の見ていない所で、こっそりとお友達の足を踏んだり、お外から見えない運動着の太腿の所をつねったりするの。  そうすると、お友達は痛いからびっくりして泣くわ。  でもね、私がやっているなんて誰にもばれていないのよ。  幼稚園ってね、大勢で遊ぶ時間があるの。  そういう時にみんなで、わぁって集まった時にこっそりお友達の足を踏んだりつねったりするのよ。  誰かを狙ってする訳じゃないし、響子の近くにいて一番意地悪をしやすい場所にいる子にするの。響子にだってお友達の顔が見えない事があるわ。  大勢集まっている時だからお友達は響子がやっているなんて思わないし、普段からお利口さんにしている響子がそんなことをするなんて、誰にもばれなの。  うふふ。響子って悪い子かしら。  でも、幼稚園になればもう、周りの大人の考えていることだって何となく分かるし、お友達があんまり色々考えていないことだってわかるものよね。  でも、響子がこっそりお友達の足をつねった日、お友達の中で響子のしたことを見たお友達がいたの。  初めて響子のいたずらを見られちゃったのよ。  お父様がお医者さんのさかきばら けんと(榊原 健斗)くんだったわ。    健斗君はいつも泣いた子がいるとすぐにそばに行って、先生の所に連れて行ってあげるの。  でも、響子は軽く足を踏んだり、軽くつねっているだけで、怪我なんてさせていないのにね。  響子の意地悪を見られちゃった日は、響子、ちょっと真理があんまりしつこいからいらいらしていたのよ。  お友達がいつもより少ないときに智子ちゃんの脚をつねったの。  ちょっといつもより強かったのと、響子の爪が少しだけいつもより伸びていたせいで、智子ちゃんの腿の皮がむけて少しだけ血が出ちゃったの。  でも、ほんのちょっとよ。それなのに、智子ちゃんったらすごく大きな声で泣くし、つねった後、手を放したところを健斗君に見られちゃって、響子、『しまった。』って思ったわ。  でもね、健斗君は先生には言いつけなかったの。  そのかわり、健斗君は響子にこんどお家に遊びにおいでよって言ったのよ。  健斗君のお家は評判の良いお医者様のお家だから、お父様もお母様も遊びに行っていいって言ったわ。  もちろん、真理も一緒よ。だから健斗君が響子に何かするなんて考えても見なかったの。  健斗君のおうちに行って、最初は健斗君のお母さんと一緒にお茶を頂いたの。  美味しいケーキもあって、お茶も美味しかったわ。  その後、健斗君が2人で遊ぼうって言ったの。  響子は、健斗君が響子のいたずらしたことを誰にも言っていなかったから、健斗君はきっと響子の事が好きなんだと思ったの。  真理には『お茶を飲んでいていいわよ。』って言って、健斗君のお部屋に行ったわ。    健斗君のお部屋は響子のお部屋とは違って、フリフリした物なんかはなくて、さっぱりした感じだったわ。  健斗君のお部屋に入ると健斗君は急に意地の悪い顔になって響子に言ったの。 「響子ちゃん、僕さ、響子ちゃんのいたずら誰にも言わないって約束するよ。 でも、そのかわり、響子ちゃんは僕の言う事を聞かないといけないんだ。」 「なによ。なんで、そんなこというの?響子の事が好きだから黙っていてくれたんじゃないの?」 「ふふん。響子ちゃんって、やっぱり自分の事、特別だと思ってるんだね。  僕ね、お父さんと同じようにお医者様になるつもりなんだ。  だから顔やお洋服ではお友達を区別するつもりはないんだ。  響子ちゃんもきっと、みんなとおんなじだと思うんだよね。」 「なにがみんなとおんなじなの?」 「お洋服の下だよ。」  響子は驚いたわ。  だって、これまで真理の前でしかお洋服を脱いだことなんてなかったから、お洋服の下がみんなと同じかどうかなんて考えたこともなかったんだもの。 「お洋服の下?健斗君はみんなのお洋服の下を知ってるの?」 「ふふん。幼稚園のお友達のお洋服の下は大体見たかな~。みんなおんなじさ。胸についているちくびとか、おちんちんとかは少しずつ違うけどね。」 「?」 「しょうがないなぁ。響子ちゃんはお洋服の下の事は何にも知らないんだね。」 「えぇ。だって、真理さん以外のお洋服の下はみたことがないわ。」 「じゃぁさ、僕のお洋服の下も見せてあげるから響子ちゃんのお洋服の下も見せてごらんよ。きっと、特別なんじゃなくてみんなとおなじだから。」  響子は真理に聞いてからにしようかって考えたんだけれど、響子のいたずらの事を誰かに話されるのはいやだったから、健斗君の言う事を聞くことにしたのよ。 「ほら、お洋服をぬいでごらん?それとも真理さんがいないと脱げないのかな?」 「自分で脱げるわ。自分の事はちゃんと自分でできるもの。」  響子は健斗君が響子の事を馬鹿にしていると思って自分でワンピースのホックを外してファスナーをおろしてストンと脱いだのよ。  シュミーズとパンティだけになったので、これでいいと思ったのに健斗君ったら 「全部脱ぐんだよ。そうじゃないとわからないでしょ?」  といいながら自分もお家で来ているポロシャツや半ズボンを脱ぎ始めたの。  健斗君が先に全部脱ぎ終わったわ。  響子もその後すぐに全部脱ぎ終わったわ。    響子は、響子にはないものが健斗君のお股にあったので驚いてよ~くみたわ。 「これがおちんちんだよ。」 「響子にはないわよ。」 「女の子にはないんだ。女の子のお股は大事なものが沢山あるから小さいときは宝箱みたいにしまってあるんだよ。お父様はそう言っていた。」  健斗君は響子に足を開くように言うから響子は足を開いたわ。  もっと開いてよって健斗君が言うからもう少し開いたら、健斗君が床に寝転がって響子の足の間に顔を入れて下からのぞいたわ。 「ほうらね。響子ちゃんもみんなとおんなじだよ。特別な事なんて何もないんだ。しっかり宝箱にしまわれているよ。宝箱が開いたら、おちんちんを宝箱の中に入れると赤ちゃんができるんだよ。  あとね、ほらお胸についているこれがちくびだよ。」 「ちくびは健斗君にもあるのね。」 「そうさ。でも、真理さんは胸が膨らんでいるだろう?お母様も。大人になると女の人はそうなるんだよ。そうすると宝箱が開くんだって。 さぁ、大人が来ると叱られちゃうから服を着て。」  響子は、健斗君が教えてくれたことに驚きながらも元通りに服を着ました。  でも、ワンピースのファスナーは途中までしか上がらなかったし、上のホックも止められませんでした。脱げるけれど、着るのはまだ難しかったのです。  二人は健斗君の部屋から出ました。  健斗君はお洋服を着終わった時に 「今日の事は大人に言うと叱られちゃうからね。内緒。そのかわり響子ちゃんのしていることも内緒にしてあげるからね。」  と、響子に言ったの。  響子は今まで真理に秘密にしている事なんてなかったから、大丈夫かしら?と、ちょっと心配になったの。  それで、どきどきしたから健斗君のお部屋から出て来てから 「真理さん、もう帰りたいの。」  と、真理に言いました。 「あらあら、健斗君とけんかでもしたんですか?」 「ううん。けんかなんてしないわよ。もう、たくさんあそんだからお家に帰りたいの。」  真理と響子は健斗君のお母様と健斗君にによくお礼を言って、お家に向かったわ。 ※真理の回想  健斗君の家に遊びに言った日、帰りの車の中で、響子お嬢様のワンピースのホックが外れファスナーが中途半端に上がっていました。  脱ぐことはできるけれど、ご自身で後ろのファスナーとホックはまだ止める事が出来ない響子お嬢様のワンピースがこのような状態になると言う事は、ワンピースを脱がれたと言う事でございます。  健斗君の家に行った時にはきちんと着ていたはずなのに、いつ脱いだのでしょう?  運転手がいる前で聞くのはやめて、真理は響子お嬢様のお部屋でお聞きすることにいたしました。  響子お嬢様のお部屋に入り、お着替えをしましょうと言った時、響子お嬢様はワンピースのホックが外れ、ファスナーが中途半端なのに真理が気付いていないと思ったのでしょうか。そのまま脱衣場に入り、ワンピースをお脱ぎになり、バスルームにお入りになりました。  真理も、いつもどおり、響子お嬢様と一緒にバスルームに入り、クルクルと巻かれた髪のリボンを一度脱衣所に戻して外してあげながら、響子お嬢様の裸になにか異常が無いかをさっと見て、白い肌にも特に何事もないことを確認して、ひとまずは安心いたしました。  いつものように軽くシャワーを浴びて、一緒に湯船に入ると、響子お嬢様が突然、真理の胸を触られました。  響子お嬢様にそのようなことをされたことはなかったので、真理は大層驚きましたが、まだ幼稚園の響子お嬢様は急におっぱいでも恋しくなったのでしょうか。  真理は乳母と言っても、直接おっぱいを響子お嬢様に飲ませてさし上げたわけではないので、独身の30代の胸は誰にも汚された事の無い聖地なのでございます。 「どうなさったのですか?」 「あのね?真理さんは胸が膨らんでいるからお股の宝箱が開いているの?それで、おちんちんを入れるとあかちゃんができるの?」  響子お嬢様の突然の問いに、これまでおちんちんなどという言葉を知る事の無かった響子お嬢様が突然そんなことを言いだしたので、真理は大層驚きました。 「響子お嬢様、誰に聞いたのですか?」 「健斗君。響子のお股はまだ宝物をしまっているから開いていないんですって。健斗君のおちんちんもみたわ。お猿さんの尻尾みたいね。男の子ってみんなおちんちんがついているんですって。」 「響子さま、健斗さんに・・まさか、お股をお見せに?」 「えぇ、健斗君はみんなのお洋服の下を見ているから、響子がいくら可愛くて特別でも、お洋服の下は同じだから見せてみなさいっていったのよ。それで、足を開いてって言うから立ったまま足を開いて、健斗君が響子のお股を下からのぞいたの。」  真理は余りの事に頭が真っ白になりました。  真理はこのことが響子お嬢様のお母様とお父様に知られたら大変なことになると思いました。 「響子お嬢様、健斗さんは響子お嬢様の事を触ったりはなさいませんでしたか?」 「えぇ。二人でお洋服をぬいでお洋服の下を見せあいっこしただけよ。」  そこまで話したときに、響子お嬢様は『あっ』と言うようなお顔をされました。 「真理さん。さっきのこと、健斗君に秘密って言われてたの忘れてたわ。話してしまったわ。どうしましょう。」  真理は響子お嬢様に、真理以外の人には言ってはいけませんよ。と言いました。そして、今日起きてしまった出来事で、響子お嬢様が興味を持ってしまった、男女の身体の違いと、女性の胸の膨らみについては、おいおいお教えしなければと思いました。  大切な響子お嬢様に何かあってからでは遅いのです。  学校の性教育の授業など待っていたら、健斗さんに何をされるかわかりません。  そういえば、健斗さんのお父様は個人病院の産婦人科病院の院長先生だったわ。と、真理は思い出しました。 『きっと、じぶんのおちんちんに興味を持ってしまった息子さんの健斗さんに、今理解できるだけの性教育をされたのかもしれない。』    そう考えることにして、響子お嬢様の興味を一旦、真理に向かせるようにしようと考えました。 「響子お嬢様。このことは二人の秘密にしましょうね。  さぁ、真理の胸を触ってみますか?響子お嬢様も大きくなられるとこんな風に膨らむのですよ。」 「うん。わぁ、ねぇ。真理さんのちくびが響子のちくびと色が違うわ。健斗君はちくびとおちんちんはみんな少しずつ違うって言ってたの。」  そう言いながら、響子お嬢様は真理の乳首を指先でつつきました。  男性経験はないけれど、身体は大人なので、真理は乳首をつつかれておもわずピクンとしてしまいました。  響子お嬢様はそれを見て、自分の乳首もつついてみました。 『あぁ、いけない。こんなふうに性器を触るような癖でもついたら。』 「響子お嬢様。乳首とおまたはとても大切なのでご自身でそんなふうにさわってはいけないのですよ。」 「ご・・ごめんなさい。」  普段叱られ慣れていない響子お嬢様は少し注意しただけで、次には真理の胸をそっと押してみるのにとどまってくださいました。  男性にもさらされていない真理の胸は響子お嬢様に少々強く押されただけで、奥のコリコリが痛みましたが、響子お嬢様の気の済むように触っていただきました。 「いいですか?一緒にお風呂に入っている時だけですよ。お洋服を着ている時に、他の人の身体に触れるのは良いことではないですからね。」 「うん。わかった。じゃ、真理さんのお股もさわっていい?開いているのでしょう?」 「お股は駄目ですよ。とても大切な場所ですからね。ご自分のお股もおトイレで拭く時以外は触ってはいけませんよ。大きくなって大好きな王子様が現れたら初めてその方が響子お嬢様のお股を見たり触ったりできるのですよ。」 「真理さんは、大好きな王子様に触ってもらったの?」 「真理はまだ大好きな王子様がいないから大切にしまってありますよ。」    真理は、いつも響子お嬢様のお股をお洗いする時に、少々気を使いました。いくら閉じているとはいえ、ちゃんと中まで洗って差し上げねばいけないからです。  その日はついついいつもよりボディシャンプーを泡立ててしまいました。  いつものように響子お嬢様の背中に手を当て、少し上向きにして響子お嬢様が自分のお股を見えないようにして、そっと閉じたお股に指を滑り込ませ、丁寧にすばやく洗いました。  響子お嬢様は聞き分けよく、その後はいつものように髪を洗い、お身体を綺麗にしてバスルームを出られる準備をしました。  最近では髪も大分上手に洗えるようになりました。  小学校も高学年になったら、もう、真理とも一緒にお風呂に入らなくなる事でしょうね。 ※響子の回想  うっかり真理に健斗君に秘密と言われたことを話してしまったけれど、真理は誰にも言わないだろうし、健斗君にもばれないと思うのよね。  だから、響子のやっているいたずらは誰にもばれないわ。  それに、もうじき卒園だもの。  響子はもう意地悪なんてしないの。小学校からは良い子になると決めているのよ。  小学校からは『大和学園』に入ることが決まっているもの。  『大和学園』だったらお友達だってお利口な子ばかりだろうし、響子のしている事がばれてしまうかもしれないもの。  それに小学校までは、真理もついては来ないだろうから、そんなにイライラしないと思うわ。  お家ではこれまで通りお世話をしてくれると思うけれど、響子が自分で何でもできる様になれば、真理にお世話してもらわなくても大丈夫だもの。  響子は『大和学園』に入ったら、勉強も運動も頑張るわ。          
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