あーそーぼー?!

1/1
前へ
/8ページ
次へ

あーそーぼー?!

「駄目です!!」 「同じく!!」 クリントさんとメイズさんに、断られた。 難関にぶち当たる。 アニサキスは、いない。 お城の衛兵さんにアニサキスに会いたい、と伝えたら、この二人にぶち当たった。 「仲間なんだからいいじゃん!!」 スルガが文句を言う。 「仲間かもしれないが、仮にも王女なのだ!!なにかあったらどうするつもりだ?!」 いやいや。魔王軍の大将を無傷で勝った女の子だよ? そこらの魔物なんて一瞬だろう。 「なんと言われても駄目です!!」 僕らに気付いたのか。それとも、偶然か。 アニサキスが、扉をバンッ!と開けて、僕らに近づく。 「冒険ですね!!」 明るい声で言う。 僕は、イジワルすることにした。 「アニサキス、クリントさんとメイズさんが、アニサキスを冒険に連れて行くなって言うんだ。仲間入りしたのに、ひどいよ」 僕は、嘘泣きする。ほかのメンバーも、嘘泣きした。 「クリント、メイズ。なんで断るの?」 クリントさんは慌てて言う。 「アニサキス王女、冒険は命がけなのです!!あなたは、わたしにとって大切なのです!!!わかってください!!」 アニサキスは、顔を厶〜とする。 僕は、ピコンと案が生まれた。そして提案する。 「アニサキス、君の実力を、二人に見せたら、納得してくれるんじゃないかな?魔王軍、大将を、無傷で勝った君なら、きっと、納得するよ!」 二人は、真っ青にする。 アニサキスは、満面な笑みをこぼしながら言う。 「二人共、ワタシと戦いなさい!!全力でいくから、二人も全力出してね?」 レベル60。吸血鬼殺しの異名がついた、この王女に勝てるのは、僕ぐらいだろう。 二人は恐怖し、手のひらを返した。 「「行ってらっしゃいませ!!王女様!!」」 こうして、アニサキスを手に入れた。 やったー!!とスルガ達がアニサキスに集まる。 よし!戦力は整った!!さぁ、ベントー海に行こうか!!
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加