ベントー海?!

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ベントー海?!

ようやく着いた。ここが、ベントー街かな? 観光客達かな?人がすごい。ここは、日本の京都みたいな造りだな。 綺麗な街並みだ。 旅館を探すことにした。 地図を見ながら、探す。 街は観光地らしく、いろんな屋台を見つけるたび、スルガ達は買い食いしている。 「アニサキス、見て!!焼きそば美味しいよ!!」 「ア、アニサキス、ポイズンスネークの姿焼き、こ、これは美味い。た、食べてみて?」 「姉さん達、太るっすよ?」 「吾輩、クレープが好きだな。バナナが美味しいぞ!!」 「わぁ〜!!どれも美味しそうですね!!」 うん。うん。仲いいのは素晴らしい。 …………ポイズンスネークってなんだ? 明らかに、毒ありそうな名前のヘビがいるぞ? ヘルダーラントよ。君は、偏食家なんだな。 そうして、旅館に着く。 おぉー。立派な旅館だ。夕飯楽しみだ。 女将さんかな?綺麗な人だ。部屋を案内してもらった。 6人部屋にしてもらった。 「ようこそ~。グーグルマップへ〜!!どなたでもどうぞ~」 変な名前の旅館だな。この世界は、前世の名前が多いな~。 僕は女将さんに聞いた。 「ベントー海を見たいのですが、どう行けばいいですか?」 女将さんは観光マップを取り出し、教えてくれた。ここから30分くらいかかるとのこと。 「海賊に気をつけてくださいね~」 うん?海賊?なんか、物騒なことを言ったな。 「エルフ海賊団が、時々、海岸に現れるので〜。まぁ、出会うことは、稀ですね~」 エルフ?!えっ?なんで?森のキャラのイメージなのに、なんで海なんだ? スルガが、ポイズンスネークをかじりながら言う。 「キョウの世界には、エルフいるの?」 「いや、いないけど。絵本だと森の守護者だと思ってたんだけど。違うの?」 ヘルダーラントが答えた。 「エ、エルフは、時々、海に出ては海賊まがいなことする。だ、大丈夫。変なことしなければ、お、襲ってはこない」 いやいや。変なフラグ立てたな? また、巻き込まれることになるんだ。 僕の勘が告げる。 絶対、旅行続けるぞ?!
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