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雷撃姫?!
「お前がリーダーか?」
僕達は今、海賊の船に乗せられた。
そう聞かれたので、答えた。
「一応、僕がリーダーです」
とりあえず、話しを聞くことにした。
スルガ達、特にアニサキスは、喜んでいる。
「ワタシ、海賊に会うなんて幸運です!!」
「「「「「だよねー!!!!」」」」」
僕のメンバー達は、恐怖より、好奇心しかない。
僕も同じだ。
「雷撃姫フレア様だぞ??聞いたことないのか?」
モブ海賊が聞いてくるが、僕達は答えた。
「「「「「「知らない」」」」」」
やはり、このメンバーは素晴らしい。
みな同じ意見だ。王女様も知らないなら、雑魚なのかも?
「ふざけんな!!雷撃姫フレアを知らないなんて、どこの国だよ?!お前達?」
「リンガ帝国です」
みなの目を見る。反撃するかと。
ヘルダーラントは、もう少しこのまま聞こうという仕草をする。
その意見に賛成した、
フレア?だっけ。船長は。
海賊なら、海で悪事しろよ?なんで、ヒマワリ畑で、僕達を拉致するんだよ?
きっと、いい仕事ないんだろな。
僕は聞いた。
「僕達をどうするつもりですか?人身売買ですか?」
もしそうなら、殺そう。
「違う。それは、人としてどうなんだ?駄目だろう?!そこらの海賊とするな!!」
根は悪くないらしい。
「単純に戦力が欲しいんだよ!使える冒険者なら雇いたいんだ!!」
うん?戦力?
僕は嫌な感じ、いや、このパターンはわかった。
「もしかして、怪物退治ですか?」
フレアが、笑顔を見せる。
「そうだ!!お前、小さいのに、よくわかったな!俺は、お前達から、強力なチカラを感じたんだ!!絶対に倒したいヤツがいるんだ!!」
スルガ達も食いつく。
「わっし、その話聞きたい!!」
「わ、我もお、同じく」
「あたしも聞きたいっすよ!!」
「吾輩を選んだ、お前、凄いぞ?!チカラになってやるのだ!!」
「国家に仇なす者は処刑ですね!!」
1人物騒なこと言っている。
こうして、僕達は、バカンスから、戦いになるとは思わなかった。
いい加減、のんびりしたいな。
続く?!
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