第一章

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2040年5月18日9:35 午前 結局、10日間なにもできなかった。 僕は何もできないな。 ―――いや、できるかも...? 仮面の男...。 そうだ、、、忘れていた。 僕と大林刑事を拉致したと思われる人物...! タカシ「あ、あの熊谷巡査。」 たしか、映像だったんだよな。 本体はどこにいたのだろうか。 ----- 熊谷「なるほど、そうでしたね。」 熊谷「その仮面の男も大林一族だと思われますか?」 タカシ「はい。」 あいつは、たぶんだけど、 本当かわからないけど、アイツが主犯格かと思う。 熊谷「では、その方向で捜査を依頼しときます。」 タカシ「おねがいします。」 よし、これで捜査一課が仮面の男の行方を捜す。 そして、僕は大林一族を調べるとするか。 僕は、零課のように頑張らなければ。 でも、どうするんだ。 大林刑事がいない今、一族に詳しい人なんていない。 僕が知っていることなんてごくわずかだ。 仮面の男の電話番号で居場所を特定すれば...! タカシ「もしもし、僕だけど。」 [どうした?] タカシ「今送った番号で位置情報割り出せるか?     詳しいことは会議室で言う。」 [できるとこまでやる。] タカシ「じゃぁ、会議室で。」 プツ― そうだ、ほかの二人も呼んでおこう。 12時に会議室へ集合。 こうメールで送っておく。 そして、今すべきことは会議室の使用許可を得ること。 次に、大林一族の情報収集。 最後に、仮面の男の目撃情報収集。 ----- タカシ「宜しいでしょうか。」 「あぁ、まぁいいか。どうぞ」 タカシ「ありがとうございます!」 会議室使用の許可、完了。 次は情報収集だ。 まぁ、そこら辺の人に聞いて回るか。 ----- タカシ「あぁ、そうですか。」 ----- タカシ「なるほど。」 ----- タカシ「すいません。」 ----- タカシ「ありがとうございました。」 はぁぁぁぁあ。 疲れたぁ。 何も集まらない。 唯一集まったとしたら、殺人一族だということだけ。 なんだよ、そりゃそうか。 何も知らない国民に聞いても意味ないよな。 ...もう11時33分。 会議室へ向かわないと...! ----- タカシ「よし、集まったな。」 「おう」 「はい」 「うん」 タカシ「これから話すのは、大林一族のことだ。」 タカシ「絶対に。そして、大林刑事に仮面の男のことを知らせる。」 「なにそれ。」 タカシ「逮捕していなかった、主犯格だと思われる人物だ。」 「おぉ!まじかよ。」 タカシ「高知へいきたい。」 タカシ「そして僕たちは、大林一族を次こそ本気で終わらせる。」 今度こそ....今度こそ!
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