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2040年5月18日13:04 午後
田代「な、なんなんだ君は!刑事の右腕だったからって調子に乗るな!」
タカシ「あんたは...何もわかってない...!
大林刑事がどれだけ辛かったか!」
そうだ。何も知らないくせに。
すぐ敵対するんじゃない!
タカシ「大林刑事は...一山に友達を殺されたんだ!
そんなのと共犯するはずがない!」
田代「それが同情させるためのウソだったらどうするんだ!」
噓なんてつかない...。
なんで...なんで信じてくれないんだよ。
タカシ「僕はもう辞めます。では―――」
田代「お、、おい!」
こんな人たちと一緒に働く意味はない。
僕のお爺ちゃんも大林一族に殺されたんだ。
大林刑事はもっと辛いだろうに。
くそったれが。
タカシ「それでは、こことはもうおさらばですね。」
一生戻ることはないだろう。
まぁでも、これで縛りはなくなった。
これで、何の許可もいらずに高知へ行ける。
タカシ「なぁ、お前ら。」
高橋「そうだな。」
木村「ああ。」
斉藤「おう。」
今からすること、それは成田空港から高知空港行きの飛行機へ乗る。
そして、高知警察署へ移動。
大林刑事を捜す。
この流れだ。
木村「だが、強風で飛行機は欠航してるぞ。」
ならば、面倒だが。
斉藤「新幹線になるな。」
新幹線の場合、のぞみで岡山駅へ出て"JR特急南風"に乗り換え、
高知駅へ向かわなければならない。
遠回りだが、これで行くしかないな。
タカシ「もしもし、麻布警察署前に一台お願いします。」
タクシーで駅まで行こう。
2040年5月18日13:24 午後
10分ほどしてタクシーが到着。
「ご乗車ありがとうございます。」
タカシ「広尾駅まで。」
「了解しました。」
窓から見える人たち。
みんな、大林刑事を探しているのか。
金に目がないなぁ、本当に。
スマホで大林刑事を調べる。
=====
賞金は100万円!?
大林一変を見つけたら直ちに警察へ連絡を!
これで君も大金GET!!!
=====
100万円なんて...ウソだ。
そんな大金を国民に渡すわけない。
それを鵜吞みにする国民たち...。
バカだ。
木村「大林刑事は、本当に味方なんだよな。」
タカシ「ああ。」
大林刑事は、敵なんかじゃない。
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そして、高知まで移動。
かなり時間がかかったが、無事到着した。
警察が警備を固めている。
何やら物々しい雰囲気だ。
2040年5月18日20:24 午後
タカシ「お久しぶりですね、大林刑事。」
大林「あぁ。」
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