第二章

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井上「一山か!!!」 大林「探しましょう...!」 2040年5月12日8:10 午前 一山「あぁ、壊して捨てたよ。」 はぁぁぁ!?ふざけんなよぉ! ...でも、それはいい判断かもしれない。 井上「そういうことか。」 大林「スマホがあれば位置情報が一瞬で特定されてしまう。」 大林「それを防ぐためか。」 やっとわかったか。というような顔をしてしゃべった。 一山「そう!」 大林「なら、新しい携帯を買わないとな。」 一山「ここ周辺に電話屋はないぜ、その代わりにホレ!」 一山はスマホを投げた。 なんだこれ。 一山「それは、仮のスマホだ。今日からそれを使いな。」 おぉ、やるじゃん。 これで居場所がバレずに連絡が取れる。 一山「用が済んだら、すぐ出てってくれ。」 2040年5月12日8:21 午前 坂本さんの家に帰ってすぐに清水さんへ電話した。 プルプル 井上「...清水!県警から逃げろ!」 [現在この電話番号は使用されていません。] なに!? 清水さんの電話番号が消されている!? 大林「どういうことなんだ!」 井上「分からない...!」 大林「はっ...ニュース!」 急いで大林は携帯でニュースを検索し、閲覧した。 そして目に入ったのは [~生放送~ Sスタ:大林一族の身元特定!警察は作戦に―――] 噓だろ...! 既にバレていたのか!? 仕事が早いのは珍しいな...警察さんよ! 戸塚「何騒いでるんですかぁ...。」 眠りから覚めた戸塚が話す。 大林「身元がバレた!逃げるぞ!」 戸塚「ふぇぇ...?」 井上「バカ!起きろ!」 陸将が戸塚を殴り起こす。 戸塚「いてぇぇ!」 [現在、警察部隊が大川村を包囲して状況をうかがっています―――。] 大林「クソッ。」 ニュースを消し、靴を履く。 そうだ、最初から分かっていたんだ。 外には誰もいない。 誰もいないわけないんだ! こんな小さな村で誰とも出会わないというのはおかしい! すでに作戦は開始されていた! 戸塚「どうするんですか!」 大林「...とりあえず一山の所へ!」 井上「奴らは、銃を使ってる!逃げ切れるわけない!」 そりゃそうだろうな! でも、、、でも! 大林「やるしかないんだ!」 2040年5月12日8:26 午前 一山「こっちだ!早く!」 急いで小屋の中へ、向かう。 村全体は完全に包囲されている。 逃げ場はない。 ----- ザザッ 1[こちら一班、大林に動きあり。] 1[協力者が3人、一人は...一山!?] 2[こちら二班、なんだと、大林一族と協力しているのか?] 1[とうとう正体を現したな...一変、井上。] 1[行動を開始する。] ザザッ -----
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