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井上「一山か!!!」
大林「探しましょう...!」
2040年5月12日8:10 午前
一山「あぁ、壊して捨てたよ。」
はぁぁぁ!?ふざけんなよぉ!
...でも、それはいい判断かもしれない。
井上「そういうことか。」
大林「スマホがあれば位置情報が一瞬で特定されてしまう。」
大林「それを防ぐためか。」
やっとわかったか。というような顔をしてしゃべった。
一山「そう!」
大林「なら、新しい携帯を買わないとな。」
一山「ここ周辺に電話屋はないぜ、その代わりにホレ!」
一山はスマホを投げた。
なんだこれ。
一山「それは、仮のスマホだ。今日からそれを使いな。」
おぉ、やるじゃん。
これで居場所がバレずに連絡が取れる。
一山「用が済んだら、すぐ出てってくれ。」
2040年5月12日8:21 午前
坂本さんの家に帰ってすぐに清水さんへ電話した。
プルプル
井上「...清水!県警から逃げろ!」
[現在この電話番号は使用されていません。]
なに!?
清水さんの電話番号が消されている!?
大林「どういうことなんだ!」
井上「分からない...!」
大林「はっ...ニュース!」
急いで大林は携帯でニュースを検索し、閲覧した。
そして目に入ったのは
[~生放送~ Sスタ:大林一族の身元特定!警察は作戦に―――]
噓だろ...!
既にバレていたのか!?
仕事が早いのは珍しいな...警察さんよ!
戸塚「何騒いでるんですかぁ...。」
眠りから覚めた戸塚が話す。
大林「身元がバレた!逃げるぞ!」
戸塚「ふぇぇ...?」
井上「バカ!起きろ!」
陸将が戸塚を殴り起こす。
戸塚「いてぇぇ!」
[現在、警察部隊が大川村を包囲して状況をうかがっています―――。]
大林「クソッ。」
ニュースを消し、靴を履く。
そうだ、最初から分かっていたんだ。
外には誰もいない。
誰もいないわけないんだ!
こんな小さな村で誰とも出会わないというのはおかしい!
すでに作戦は開始されていた!
戸塚「どうするんですか!」
大林「...とりあえず一山の所へ!」
井上「奴らは、銃を使ってる!逃げ切れるわけない!」
そりゃそうだろうな!
でも、、、でも!
大林「やるしかないんだ!」
2040年5月12日8:26 午前
一山「こっちだ!早く!」
急いで小屋の中へ、向かう。
村全体は完全に包囲されている。
逃げ場はない。
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ザザッ
1[こちら一班、大林に動きあり。]
1[協力者が3人、一人は...一山!?]
2[こちら二班、なんだと、大林一族と協力しているのか?]
1[とうとう正体を現したな...一変、井上。]
1[行動を開始する。]
ザザッ
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