第二章

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一山「早く!」 あと少し! あと少しだ! 大林「助かっ...!」 大きな銃声とともに視界が真っ黒になった。 なんだ...これ。 麻酔....禁止じゃないのか? クソ...やられた...。 戸塚「大林刑事!」 大林を担ぎ、小山で走る。 そして、小屋の中へ入ることに成功した。 井上「管区機動隊...!!!」 戸塚「くっそ!大林刑事が撃たれた!」 大林刑事が打たれて...逃げるのは困難になった。 一山「くそ...どうする。」 それに、大林一族と協力していることもバレた! 大問題だ。 一山「とりあえず、ここへ降りて道なりにすすめ!」 一山がタンスをどかし、下に続く穴を示した。 戸塚「礼は言わない!」 井上「同じく!」 少し笑ってこう言った。 一山「おうよぉ!」 ----- 1[行け!突撃だ!] 2[了解!] 扉越しに部隊の声、足音が聞こえる。 一山「来たな...!」 扉にC4を設置し、自分も逃げる。 そして、タンスを元に戻した。 だが、爆発で穴には気づかれる。 1[手を挙げろ!] 勢いよく扉を開け、銃を向ける。 そこにはもう誰もいない。 あるのは、爆弾だけ。 1[!!!!] ----- 2040年5月12日8:48 午前 上から大きな爆発音が聞こえる。 戸塚「なに!?」 なんだ、居場所がバレた!? 爆弾まで使うなんて...! 一山「爆弾を設置したのは俺だ、敵を少し減らせるが...場所がバレる。」 戸塚「は!?お前かよ!部隊が何人いると思ってるんだ!」 戸塚「そんなんで終わらせれるわけないだろ!」 くっそぉ。 大林刑事をおんぶして走るとスタミナが...。 一山「だが、足止めはできた!」 一山「もう少しだ!はしれぇぇぇえ!」 梯子で上へあがり、出たのは大川村の外だった。 井上「やるじゃねぇか、一山!」 そして、車が一台置いてあった。 一山「これに乗れ!」 用意周到な奴だ。 犯罪者に助けてもらうなんてね。 初めてだよ。 バタン! ブゥゥゥン ----- 4[1.2班、大丈夫か!応答しろ!] 3[3班、行方を追います!] 1[...1班...目標は...穴で村の........。] 3[おい!1班!穴でなんだ!] 1[ザザザァァァアザ] ----- 井上「管区機動隊は面倒だからな...すぐ追ってくるぞ!」 一山「しっかりつかまってろよ!飛ばすぞ!」 車の上についている取っ手を強く握った。 そして、一山は思い切りアクセルを踏んだ。 体が後ろに持っていかれる。 戸塚「どこへ行くんだ!?」 一山「愛媛の新居浜まで行って、逃げまくる!」 車はすごい勢いで現場を後にした。
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