第二章

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タカシ「なんで牢屋の中なんですか!?」 大林「なんで高知にいるんだ!?」 どういうことなんだ! なんで五十嵐が高知警察署へ!? 意味が分からない! 戸塚「誰ですか?この人。」 大林「こいつが五十嵐だ!」 戸塚「あぁ!」 あぁ、状況の処理が追い付かない。 もう!なんなんだ。 井上「これは...?」 一山「うげ...検察官。」 2040年5月18日20:44 午後 タカシ「あぁ、申し遅れました。」 急になんだ?改まって。 ...しかし急だな。 タカシ「警察官の五十嵐タカシです。」 え!?なんて!? 聞き間違えか!? 大林「お...お前警察官になったのか!?」 タカシ「はい!大林刑事にあこがれて!」 おいおい、まじかよぉ。 .......そうだ!!! 大林「五十嵐!俺を味方だと証明してくれ!」 タカシ「そんなの、朝飯前ですよ。」 おぉ、少しは頼もしくなったんじゃないか? 成長したな...タカシ。 2040年5月18日22:52 午後 タカシの証明により、 私、一山、陸将、戸塚の罪はなくなった。 だが、TOはまだ上層部が認めていないらしい。 あきらめの悪い奴だ。 だがこれで一安心だ。 追われる心配はなくなったし、仲間も増えた。 最高だ、ありがとうタカシ。 今は、帰宅中。 明日は作戦会議だ。 大林「警察官として、言わせてもらおう。」 タカシ「...?」 不思議そうにこちらを振り返る。 大林「ようこそ。」 タカシ「はい!」 不思議そうな顔はパッと明るい顔に変わった。 2040年5月19日7:31 午前 神木「それでは、大林一族捜査会議を開く。」 成田「礼。」 有田「ちゃくせーき。」 一回目の捜査会議が始まった。 独りでに、前に立ったのはタカシ。 ホワイトボードにパワーポイントが映る。 タカシ「最初に、大林刑事。」 ん、私か? なんだ、初っ端から質問か? タカシ「我々が拉致された時の、     不気味な仮面をつけた男を覚えていますか。当時は映像でしたが。」 あぁぁあ! そうだ、いたな! 一族を復活させるみたいなやつ! 大林「忘れていた...!」 タカシ「私もです、そこで男の発言を聞いた限りでは、     男が主犯格なのではないかと推察します。」 大林「重要そうなことばかり言っていたし、口調が丁寧だったしな。」 タカシ「そして、それを気づかせてくれた人物。それは―――。」 タカシ「謎の電話の男です。」 謎の電話の男? 誰だ、そいつも大林一族に関係あるのか? タカシ「その男は1回目はD.C、リスタートと話し。     2回目は仮面の男を忘れいていると話し。     "3回目"は5月20日に""大きな出来事が起こる""と話しました。」 大林「大きな出来事...?」 きっと、今度こそ本気で日本を潰しに来るだろう。 大林一族は天才だからな。
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