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2040年5月20日7:51 午前
タカシ「今更ですケド、本当に、一山と協力していたんですね。」
そうだな、俺もまだわかっていない。
なぜ、一山が急に助けてくれたのか。
大林「なんで助けてくれたんだ?一山は敵だろ?」
少しの沈黙の中、一山の口が開いた。
一山「.....お前は。」
現場が緊張にかられた。
みんなが一斉にこちらへ視線を向ける。
一山「大林一変!」
なんだ...急に態度が変わった!?
麻酔銃を一山に向ける。
一山「なぜ、お前は一族なのに人を殺さない!」
なんだと?それは...それはお父さんに...!
一山「なぜ、お前は母親と父親がいない!」
それは...覚えてないけど!
俺が生まれる前に...!
一山「なぜ、お前は大林一族に狙われている!」
それは...俺が汚点だからで...!
人殺しじゃないから...!
一山「なぜ、お前は人の記憶を垣間見ることができる!」
それは........!
一山「その答えはただ一つ...!」
戸塚「何をするつもりだ!」
タカシ「話すのをやめろ!」
二人とも銃を向け、標準を合わせる。
2040年5月20日8:02 午前
一山「大林一変!お前がぁ、一族で初めて完成した天才だからだァァ!」
なんだと...?初めて完成した?
おかしいよ...一山。
一山「一族は!代々天才を生むために実験を繰り返してきたァ!」
天才...?実験...?
なんなんだよ...。
一山「お前は!正真正銘の本当の大林一族なんだァァア!」
噓だ...私が...本当の大林一族だった...?
殺人鬼だって...?
戸塚「それ以上しゃべるなぁ!」
タカシ「撃つぞ!」
一山「最後に行っておく!お前の名前の意味はァ!!!!」
そんなの...噓だ。
だ...だって...名前はお父さんが...。
一山「大林一族の!本当の一代目という意味だアァァ!」
噓だ...一山は...俺をだましてる。
そんな...俺が...本当の大林一族だったなんて。
噓に決まってる...。
俺が...本当の一代目だったなんて...。
そんなわけない...!
戸塚「撃てェェ!」
警察署内に麻酔銃の銃声が響く。
耳を通り抜け、心に響いた。
清水「大林十田、確保。」
木村「運べ!」
大林「噓だああぁぁぁぁぁあ!!!」
タカシ「落ち着いてください!」
戸塚「大林刑事!あれは噓です!」
2040年5月20日8:12 午前
朝垣「なるほどな、大きな出来事ってのは」
紫龍「一族の実験の正体を、一変へあらわにすることだったわけか。」
木村「そうすることで、大林刑事へ精神ダメージをつける。」
あぁ...大きな出来事。
それは、私への攻撃だったわけか。
一山...やっぱお前は、天才だよ。
仲間だと思わせておいて、最後にそれかよ。
まったく...変わってないな。
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