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2040年5月30日9:10 午前
朝垣「爆発音...!?」
タカシ「廃工場だ...。」
そんな...爆弾を...仕掛けていたなんて。
ふざけるな...。
朝垣「なに?廃工場か!?」
タカシ「多分、廃工場が、一ノ瀬金属工場が...。」
朝垣「...クソ!」
一ノ瀬金属工場
通称:廃工場
2度目の爆発により、全壊。
そして、斉藤、有田、木村、高橋、
以上4名の死亡。
2040年5月30日9:16 午前
紫龍「...そうか。朝垣、どうする。」
深く考えたのち、朝垣刑事が放ったのは。
朝垣「黒田工場に機動隊を要請、配備、配置につかせろ!」
紫龍「聞いたかァ!急げ!」
「はい!」
廃工場はもう、何もない。
考えることはない。
今は、明日の攻撃に備えるのみ。
広瀬「ついでに、SATもいつでも出れるようにしておくように。」
「はい。」
さて、僕は黒田工場に行くとするか。
社長の機嫌を取るとしよう。
タカシ「戸塚も来て。」
戸塚「あ、はい。」
2040年5月30日10:06 午前
黒田工場へ着いた。
現在は、社長のいる場所へ向かっている。
黒田工場は全3階あり、
一階は、金属加工をする本格的な場所。
二階は、食堂や会議室。
三階は、実験室と社長室がある。
問題が多い工場のくせに、無駄にいい構造をしている。
なぜ、問題が起きるのだろうか。
一見、問題なさそうなホワイト企業に見えるのに。
そんな疑問を持ちつつ、社長室へ向かう。
戸塚「なんですか...それ。」
タカシ「あぁ、手土産だ...アイツはうるさいからな。」
話しているうちに、社長室前だ。
ノックをし、失礼する。
黒田「なんの用だ。」
タカシ「ご迷惑をおかけするので、つまらないものですが土産を。」
黒田「...まぁ、いいだろう。」
お土産の入った紙袋を、戸塚へ渡し、
戸塚が社長に紙袋を渡す。
黒田「しかし、こんなに機動隊やらを集めて...大げさじゃないか?」
タカシ「いや、相手は天才です。このくらいしないと簡単に消されます。」
社長がつばを飲み込んだ。
あぁ、本題を忘れていた。
こんなことはしたくないが、この人には隠れてもらわないとな。
2040年5月30日10:36 午前
黒田社長には、特性シェルターへ避難させた。
黒田工場の地下にあり、前々から設置していたシェルターだ。
そういえば...黒田工場は何をする会社なんだ?
車で移動している中、また疑問が生まれる。
タカシ「なぁ、あの工場って何を作ってるんだ?」
戸塚「わかんないです、金属の加工じゃないんですか?」
でも、何か引っかかるんだよなー。
なぜ、あんなに会社がきれいだったのか。
なぜ、問題になっているのか。
おかしいな...。
なにか...隠してるんじゃないのか?
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