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2040年5月8日10:15 午前
大林「私は、質問に答えるだけです。」
井上「、、、そうか。」
会議室で取り調べをするのか。
刑事が取調を受けることなんてあるのか?
井上「君は大林一族だ、いつか裏切るかもしれない。」
大林「私は人を殺したこと、ありませんが?」
井上「いつか、殺す。」
真剣なまなざしでこちらを向く、井上。
大林「もし、私が裏切ったら。どうなるんですか?」
井上は即答した。
井上「お前を殺す。」
それじゃあ、井上が人殺しになるぞ。
井上「もし、君が裏切ったら有能な刑事が一人減る。」
井上「君は最近、上と関わっていることが多いからな。」
上と関わってること、バレてたのか。
近藤大臣、、、。
井上「大林ってのは、代々天才的な人材を生んできた。
"高度な技術"を持ってる。」
井上「だからこそ、動かれると対処が遅れてしまう。」
井上「私たちには理解できないからだ。」
パワーポイントで作ったであろう、画面が壁に映った。
急になんか話し始めたけど、、、重要そうな話だな、頭に入れておこう。
井上「前回だってそうだ、奴らは日本に大きな損失を与えた。」
井上「奴らは、本気で動けば日本をつぶせる。」
大林「そんなわけ、、、。」
井上「本当に現場にいたのか?」
井上「奴らは、東京の広告を無断でジャックし、
大臣をほぼ全滅に追いやった。
東京タワー、麻布台ヒルズ、森jp、
これまで爆発してきた東京のシンボルだ。」
画面に無残な港区が映った。
井上「奴らは、事変を起こすことができる。」
井上「天才だからだ、そんな奴らに勝てっこない。」
大林「それを私に話してどうするんですか。」
井上「そこで、だ。」
画面が切り替わる。
井上「我々は、大林に対抗すべく零課の兄弟課を作成した。」
画面にでかでかと映った文字、それは。
=====
対大林課零係兼特殊部隊
T対
O大林
=====
大林「なんだそれ。」
井上「この部隊の装備などは違法だが、
大林一族の殲滅"だけ"を目的とした、
大林一族"だけ"に特化した部隊だ。」
大林「たかが、ただの人ですよ?」
井上「ただの人が日本の大臣を殺し、港区を他県への干渉を不可能にした。」
井上「奴らは普通の人間じゃない。」
井上「君が一番、大林一族の異常さをわかっているはずだ。」
大林「それで、私をここまで連れてきた理由は?」
井上「私は、TOの指揮権を所持している。」
大林「それで、私をなぜここへ?」
井上「言っただろ、君が一番大林一族を知っているはずだ。と。」
大林「では、大林一族の捜査を開始させて頂きます。」
井上「頼んだぞ。」
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