俺様課長と、デート② ※

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拓さんの腰の動きが、激しさを増していく。 衣擦れの音やギシッギシッというベッドの軋む音、そして乱れた呼吸と喘ぎ声だけがこの部屋を支配していた。 「あっ…あっ……も、だめぇっ」 「うっ…イクッ……!」 ゴム越しに拓さんの熱が打ち放たれ、抱き合いながら私もそれを受け止める。 すっごく気持ち良かった……。 一目惚れで好きになって、体の相性もばっちりだなんて、そんな奇跡ってあるんだろうか。 拓さんがゴムの処理を済ませたと思ったら、また私の上に覆い被さってきた。 「美月、なんか全然治らないんだけど」 「え、いまイッたばかりじゃ」 「喘ぐ美月が可愛い過ぎて、それ思い出したらまた勃ってきた」 「えぇ…!?」 私の戸惑いなんて有無を言わさず、第二ラウンドが始まってしまい。その後も「もう汗いっぱいかいたからシャワー浴びたい!」と言ったのに、シャワーを浴びてる最中も拓さんにいじめられて……。 その後も、今が何時か分からなくなるくらい、拓さんに貪られ続けた。 「拓さんって、絶倫……?」 恐る恐る尋ねる。この性欲に毎回耐えられるのか、次は別の意味で不安になってきた。 「いや、元々淡白な方なんだけど、こんなに時間も忘れて抱いたのは初めてだな。美月の体がふわふわで気持ち良過ぎて……やばい、また勃ちそう」 「むっ、無理! 拓さん、もう寝よう? 絶対もう2時とか、3時だよ」 「はは、そうだな。でももう少しだけ」 拓さんの「もう少しだけ」に戦慄していると、後ろから挿入された状態で、限界を迎えた私は寝落ちしてしまった……。 今日は紳士だなぁと思っていた彼も、ベッドの上では優しくてかなり強引な、愛しい「俺様課長」だった。 ***
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