第三章

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「わかってるよ。ぷぅ。」 美咲はわざと頬を膨らませむくれた顔をした。彼に可愛いアピールをしているらしい。そんな男に媚びた真似しなくても美咲は充分可愛いよとあとで伝えてやろう。 「シンジさんが飲んでるのってなんですかぁー?」 美咲が舌たらずなもの言いで聞いた。 「モヒートだよ。 ちょっと飲んでみたい?」 そういうとシンジは美咲にグラスを渡した。 美咲はグラスに口をつけて少し飲むと眉間にシワをよせた。 「あんまり甘くない...」 「美咲ちゃんにはまだ早かったかな。俺これ好きでさー。」 シンジはグビグビっと飲んで一気にグラスをあけた。
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