第一章

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「あのビルの三階に事務所が入っていて夜中仕事してたらたまたま窓から君が見えて…」 そう言った男はアイを憐れんだ目で見ていた。アイはひどく疲れていた。 「…こんど返しに来ます」 「いらないよ。きみにあげるよ」 そう言って傘を壁際に置き、男はビルに戻っていった。
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