8人が本棚に入れています
本棚に追加
5/2 友達の小説
ジャンル決め
・ファンタジー
・恋愛
・ノンフィクション
…うーん。なかなか思いつかない…
いつものようにパソコンに向かいながら言う。
そう思っていた矢先、あるアイデアが浮かんだ。
「…これ、めちゃいいかも」
すらすらと文が出てくる。
あぁ、小説書くってこんなに楽しいんだ。
これはぜひみんなに読んでもらいたい…っ!
そう思い、投稿した小説が私の人生を変えることをこのときはまだ知らない。
…ってなってほしい(願望)
あー…なかなかランキング上位に入らないなぁ…
小説投稿サイトに投稿し始めてから一週間ほど経った。
ゴールデンウィーク半ば、陰キャ(よく言えばインドア派)の私は自分の部屋に籠りながら一人でパソコンを打ち込んでいた。
そんな簡単にうまくいく訳ないかぁ。
マイページを閉じて本棚登録している小説を続きから読む。
「この人文章力あるし、なにより話が面白いんだよなぁ…」
嫉妬に近い声でつぶやく。
友達が小説を作り始めたのは去年のクリスマス。
その日から私は友達の小説を日々の楽しみにしていた。
大袈裟かもしれないが、生きがいでもある。
その人は正直言って周りからあまり好かれてない。(←大◯ごめん
でも、私はその人が書く文章が好きだ。迫力がある。
だから私はもっといろんな人にこの小説を見てもらいたいと思い、ここに投稿したのだ。
まあ、影響力は少なく、読者が一日に一人増えるか増えないかくらいではあるが。
書籍化したら絶対売れるのになぁ。
私はもどかしい気持ちになった。
…っていうか、小説書いてる友達が男子で私は女子だから、絶対周りに恋愛関係があるってみられてるけど、そんなこと全然ない。
こっちみてニヤニヤするな男子ども!!!
そう叫びたい。
偶然、その友達と同じクラスになって休み時間によく小説について熱く語り合っているから今度は周りの女子にもそう言われるようになってしまった。
私は反論するのを半分諦めてしまった。
もう疲れた。
恋愛事情に敏感なお年頃なのが厄介だ。
まぁ、それも含めて「青春」という考え方もあるけど。
三年生になると受験もあるんだよな…
これから頑張っていこうと決意した。
最初のコメントを投稿しよう!