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5/3 元バスケ部
「うまっ」
今日は家族といちご狩りに出かけた。
ちょっと風邪気味だったのを隠して行ったらまじで体調が悪くなった。
でも熱はない。なんでだよ。
そんなことを思いながら気づいたらいちごを90個食べていた…
最近食欲がやばくてダイエットの意味が消えていることに気が付いちゃいけない…
まじでどうしたら体重が減るのか。
運動すればいいって話だ。(即解決
私は元バスケ部だけど今はもうその影はどこにも見当たらない…()
ここでちょっとバスケ部の話を挟みますか…
私は中学校に入学してからなにか部活に入ろうを決めていた。
できれば音楽系の部活に入りたかったが、吹奏楽部が廃部されたのもあって唯一の文化部である読書部か運動部のバスケ、バレー、テニス、サッカー、野球くらいしか選択肢がなかった。
サッカーと野球は興味がなかったので違う、読書部はお父さんが運動しなさいとうるさいからなし。
テニスは興味あるけど友達関係のトラブルのある子がいるのもあって入れない。そこまでやりたい訳でもないし。
残りはバスケとバレー。
小学生の頃、バスケ部とバレー部両方入部したことがあった。
どちらかというとバスケ部のほうが楽しかった記憶があったのでなんとなくバスケ部にした。
…この判断が大きな後悔を生むことをこの時はまだ知らない。
私が通う中学校の女バスは先輩がまあまあ強い。
三年生は7人ほど、二年生は3人、そして私たち一年は10人以上と結構人数に偏りがある部だった。
三年生が引退するまでは全然平穏な部活だった。
なんなら小学生の頃よりも楽しかった。
先輩も優しいし、みんな前向きに取り組んでるし、ハンドリングもドリブルも日々成長してる実感が沸いていた。
…でも、先輩が引退した夏休みからは違った。
バスケは一チーム五人以上いないと成り立たない。
でも、二年生は三人しかいなかったのだ。
そうすると必然的に一年生も試合に出なくてはいけなくなった。
そのため、顧問は一年生の指導を一層厳しくし、特に背の高い私にはシュートの指導を厳しくした。
シュートの練習は楽しかった。が、いざ試合になると全然打てなくなる。
さらに戦略の理解が全くできない。
スクリーンがどうとかこれはファウルだとか不可解なことが多くあった。
普段は頭が悪いほうではないのに、バスケのことになると全く出来なくなるのだ。
私は、自信を失っていた。
それでも、最後までやり遂げたい気持ちもあって地獄の日々に耐えていた。
めちゃくちゃ走ったり、めちゃくちゃ練習したり、めちゃくちゃ汗を流したりした。
でも私は公式の試合の選手登録をしなかった。
公式の試合というのは大会とかのことで、少しお金を払って選手登録をしないと試合に出ることができないのだ。
私は、公式の試合に出たくなかった。
足を引っ張る姿しか考えられなかったからだ。
みんな、「試合に出たい」雰囲気を出しているなかで、一人だけ「出たくない」と思っていたと思う。
そう悩んでいたとき、同じ部活に入っていた私の親友が退部した。
部活での心の支えであった彼女がいなくなってしまったのだ。
その時から、私の心は変化していった。
「最後までやりきろう」
その言葉一つで私は数か月耐えていた。
そんなある日だった。
部員全員で円になってパスの練習をしていた時だった。
その輪に顧問も加わり、私に思いっきりボールをぶん投げてきた。
一応キャッチをして次の子の名前を呼んでその子にパスをする。
こんな練習がしばらく続いて今度はボールを二個にする。
「周りをちゃんと見ないとキャッチ出来ないからね。」
優しくない口調で顧問がそう言ったあと、部員二人にボールを投げ、練習が始まった。
一つが私に回り、次の子の名前を呼んでパス。
「ボンッ」
いきなり頭の右側に衝撃が走る。
思わず頭を押さえてかがみ、床を見るとボールが落ちていた。
そこからボールが頭にぶつかったのだと理解する。
周りが「大丈夫!?」と心配する中、顧問がつぶやく。
「やっぱり。」
間違いない、顧問がぶん投げたボールが頭に当たったのだ。
その事実が分かった瞬間、私は何かが切れた。
ぼろぼろと溢れる涙。それは痛いから流しているのではない。
名前を呼ばずに力強いパスをしてきた顧問への怒りと悲しみと憎悪と色々な感情が混ざり合って泣いてしまったのだ。
しかもチェストパス(自分の胸から相手の胸へのパス)なのになんで頭に当たるのかが不思議だ。
故意にやったとしか私は思えなかった。
もしわざとじゃないとしても「やっぱり。」なんて言わないでほしかった。
ちょっとくらい心配してくれてもいいのに。
心配してくれなくても、やっぱりそんな言葉は言わないでほしかったし。
その時から、もう部活にいく気力がなくなった。
親に心配してほしくないから、このことは言っていない。
顧問は男バスと女バスを一人で持っているから仮に懲戒処分とかになって部活が潰れたら部活を頑張っている他の子に迷惑をかけるので他の先生に相談もしていない。
だから、私はバスケ部をやめたのだ。
ちょっとだけ重い話になっちゃった気もするが、これで私は運動不足になった経緯が分かっただろう。
ちなみに今は右ももが謎の筋肉痛によって瀕死状態だ…
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