第4話 微震(三)
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役人にここでのやり取りを伏せるよう注意すると、プラエフェットは街中へ二人を導いた。話していた通りっていつの間に連絡してたんだよ、と内心で不平を並べつつ、ロスも仕方なく自分の黒毛に合図する。 「お前は休めるってさ。俺も休みたいよほんと」 並んでゆっくり足を動かし始めた愛馬は主人をちらと見ると、そっけなく鼻を鳴らした。
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