歌なんて歌えない
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「小さな街だ。飛び出してもっと広い世界を見た方がいい」 ヘルメットを外して街を見下ろす父の横顔はやっぱり格好いい。 あの高い鼻を私も欲しかった。 「そう思って、東京へ出て、芸能人になったの?」 父は横顔のまま「歌が好きだったから」とだけ答えた。 「夢がかなったのに、どうしてやめたの」 もと芸能人、歌手だったらしい父の歌を私は一度も聞いたことがない。
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