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ダンジョン
「よしッ! では、ダンジョンに
レッツゴー!!!」
「そうですね……。
防御力は不安ですが、武器はありますからダンジョンに向かいますか。」
「……何言ってんだ? 俺は防具だぞ!!!
守備力に関しては任せなさい!」
「……まぁ、服は防具の部類に入りますから。
頼りにしてます……」
「任せなさい!!!」
そうして、俺達はダンジョンに向かった。
*
「ここが死のダンジョンです!」
「……死のダンジョン!? 初めてのダンジョンなのに、大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ!
死のダンジョンと言っても、初心者向けのダンジョンですから。」
「……でも、名前が。」
「アンデット系のモンスターが出るダンジョンってだけですよ。」
「……そうなの? ならいいけど……」
「ては、行きます!」
「ぁぁ……」
死のダンジョンと聞いて、俺は少し怖気付いていた。
そして、ダンジョンに入ると……
カタッカタッカタッカタッ……
「……うわっ!!! 骨が動いている!!!
こえぇぇぇーーーー!!!」
「ただのスケルトンですよ。
あいつ一体くらいなら僕1人でも倒せます!
心配しないでください。」
「……そうなの!?」
「はい! では、行きます!!!」
「ちょ……ちょっと待って! 心の準備が……」
フィンは俺の言葉を無視してスケルトンに突っ込んで行く!
すると! 岩陰から数体のスケルトンが姿を現した。
「まずい!!! 1匹なら問題無いが……数体を相手するとなると……」
「どうした!? 大丈夫なんだよな!
だから言ったんだよ! 俺は、心の準備してからにしようって!!!」
「すいません!!!」
しかし、動きを止めたフィンをスケルトン達は襲ってくる様子は無かった。
「……どうした?」
「……分かりません。
いつもは人間見ると襲いかかってくるのですが……どうも様子が変です。
何やら僕達を確認しているみたいに感じます。」
『スケルトン達は、マスター達を見て迷っているようです』
「迷っている……? 何と?」
『フードをかぶる事を推奨します。』
「フード……? フィン、フードをかぶって貰えるか。」
「えっ!? あ……はい。」
そうして、フィンがフードをかぶると……
フィンの様子を伺っていたスケルトン達は、何をする事も無く散らばって行った。
「ドック、これは!?
なんか顔が骸骨になっている気がするのですが……」
「これも俺のスキルみたいだ。
でも。まぁ、これで簡単にスケルトンを倒す事が出来るな!」
それから俺達は、1匹づつスケルトンを倒して行ったが……
フィンの攻撃力の低さに、かなり時間がかかってしまった。
「フィン……俺は、防御力には自信はあるが攻撃力とスピードは皆無だからお前に頑張って貰わないといけない。
頼むぞ! フィン……」
「そんな事を言われましても、困りますよ……」
そう言われても、フィンに頑張ってもらう他はないのだ。
そして、俺はスケルトンを倒して集めたモンスターの魔石をバリバリと食べると、スキルポイントが増えた。
「ドックは魔石も食べるのですか?」
「ああ……魔石を食べる事で強くなれるんだ!
だから、どんどん魔石を集めるぞ! フィン」
「分かりました!」
そして、結構スキルポイントを手に入れた俺は、戦闘をもっと楽にする為に魔法を覚える事にした。
「とりあえず……戦闘を楽にする為に魔法を覚えようと思う。」
「魔法を覚えるって、そんなに簡単は覚えられませんよ。」
『大賢者、スキルポイントを使って炎魔法と水魔法を習得してくれ!』
『承知しました。
炎魔法と水魔法を習得します』
*
「フィン……一度、体を借りても良いか?」
「はい……」
そして、見つけたスケルトンに対してファイヤーボールを放つと! スケルトンは灰となって消えた。
「えっー!!! ドック、魔法! 魔法を使えたんですか???」
「今覚えた。
とりあえず、この方が効率が良いから……このままスケルトンをガンガン倒す!」
「分かりました。」
それから俺達は、魔法を使ってスケルトンをガンガン倒して魔石を集めまくった。
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