予定。

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予定。

「ねぇ、そういえば、君の誕生日だったよね」 「え?覚えててくれたんですか先輩!」 この、私のことを先輩と呼んでる子供様な大学生は、光。中学生の頃に同じだったのは覚えてないみたい。なんかちょっとショック受けちゃった。まぁ、いつか思い出してくれるよね。私、君のこと好きだったんだけどなぁ…。あれだけ沢山話しかけてくれたのは君だったのに、忘れるなんてね。 今日こそは、忘れられないほど綺麗な日にしてあげようじゃない。君が一生忘れない様な、綺麗で、素敵な思い出だよ。私も、君のことは忘れないし、君も忘れてくれなければいいなぁ。 「私が人の誕生日忘れそうな人に見えるのかなぁ?」 「そうっすよね!先輩何も忘れなさそうですもん!」 「そうでしょう?だから今日は私の家で誕生日パーティーだよ!」 このために、君のために、沢山用意して何が好きで、嫌いだったか、たっくさん、調べてあげたんだよ?メンヘラって、言わないで欲しいかなぁ。君にとっての最高なパーティーにしてあげたいもの、私、君のことが大っ好きだからね。 君は私のこと、好きかなぁ。好きだといいなぁ。 「ちょっと、邪魔だよ?」 うげぇ、嫌いな先輩だ。まぁ、こんなやつがいてもこの大学に来ている理由は君がいるから。君に会いたいから、君が好きで、ずっと一緒がいいから、好きだから、君に好きになって欲しいから、私以外に近づかないで欲しいから。好き。 「はぁ、なんなんすかねぇ、あの先輩。」 「イラつくよね〜」 「先輩、もう今から行きます?」 「もう?夜にきて欲しいと思ってたんだけど…」 君ならいいって言ってくれるよね?君のこと信じてるんだよ。私、 「ぁ、そうっすか。すんません、なんか楽しみでつい。」 「ううん、大丈夫だよ!そういや20歳なるしお酒飲もうよ!」 「日付変わったら飲むんすよね、いいっすよ!」 君をおとす作戦開始だね!これからだよ。楽しみは続くねぇ、君、わかってるのかなぁ?
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