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誕生日パーティーの準備。
うんうん、これなら君も喜んでくれるかな。
準備に時間がかかると思ったけど、そこまでかからなかったな。うーん。どうしよう。
誕生日プレゼントも、お酒も用意した。
これ以上何かするとおかしくなりそうだよ。
あぁ、早く、一刻も早く、君に会いたい。
喜んでくれる顔が見たい。今が、19時。予定は21時からだったよね。あぁ、ほんとに、1時間でも、早く来てほしいな…
ケーキも用意したしね。
暇だ。とても暇だ!料理も、冷めない様に途中までしたけれど、今から電話してきてもらう、それは、迷惑かな……?
もう!こうなったら、料理一品増やそう!
ポテトサラダも、君の好きなハンバーグも、用意したしなぁ、どうしよう、スープ……スープにしよう、ミネストローネが好きだったよね。初めて作るけど…君のためならどんなことも挑戦して、君を喜ばせてあげるからね!
取り敢えず、作ってみたけど……これは、ちょっと、本当に、美味しそう!!我ながら上手くできた気がする。結構時間がかかったけど、いい感じの時間だね。流石私だ。
あ、もうすぐで、21時か、楽しみだなぁ…。
とか、考えていたら、スマホに着信が来た。
「もしもし?」
「先輩すみません!少し友達に捕まってしまって、少し遅れてしまうかもしれません。」
「え、あ、うん!大丈夫だよ!友達と楽しんでから来てね!」
「はい!ありがとうございます!」
あ、また暇になっちゃいそう。
うーん。そうだな、まぁ、インターホンが、なるまで、寝ようかな。少し疲れちゃった。
……ほんとに来るかな、私と一緒にパーティーなんて、嫌だったかな?いつも、もしかしたら、私に気を遣ってくれてただけなのかな……私高校の頃から、ずっとひとりだったし、でも、その時から君はずっと話しかけてくれてた。ただの同情だったのかな。私、君に嫌われてるのかな。だって、私より友達を優先にしたものね。うん、だって私なんかに興味ないよね。なんだろうね、疲れた、君のためにこんなに頑張ったのに、君は私より友達をとったんだもんね、私なんかに構ってる暇なんてないよね。ごめんね、ごめん。なんか、泣きたくなるよ。君に嫌われたと思うと、辛いな、辛いよ。もっと一緒にいようよ。私、君がいないと行けていけないよ、とてもね。大好き、大好きだから、早く来てよ、ね、君は、もう、私なんかに、興味、ないのかな。高校の時はいっつも、私のこと考えてくれてたし、優しかったのにな、誰も私に見向きもしなかった時に君は、私といてくれたのに。大人になるって、そう言うことなのはわかるよ。君といないと、生きていけないんだよ…早く来てね。
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