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誕生日パーティー
少し、気が抜けてきたかも……
そうだよね、後輩にこんなところ見せれないし、うん、そうだよね!私は、明るくいなくちゃ、いけないからね!心配なんてかけたくないから。なんて、考えてたら、来る、のかなぁ……私にとって君は、なんなんだろうね。
しばらくしたら、インターホンが静かな私の部屋に響いた。その音は、待ち望んだような、明るく陽気な音のように聞こえた。
「すみません!先輩!本当に、先輩のことを優先したかったんですけど、どうしても……」
「ううん、別にいいんだよ、友人関係もしっかりしてるのがいいんだよ!」
まぁ、そんな事はないんだけどね、でも、君には、人生最後の19歳を楽しんでほしいな、だからいいの。
「お邪魔しまーす。」
と、君は、楽しそうに、子供のような笑顔で、言ってくれた。本当に可愛いね。
「いらっしゃーい!!」
君は廊下をゆっくり歩いて、右に曲がって、リビングに来た。そうすると、君は、目を輝かして、美味しそうですね!と、言った。だって、君のために作ったものだから、美味しそうじゃないと困るでしょう?とでも言いたげな顔をして、君を見つめてあげた。そうすると君は、私に、笑いながら
「そうですね」
と、答えた。君は、私の気持ちをわかってくれる、君だけは。
それから、私たちは、沢山作った料理を、食べた。君は本当に、美味しそうに食べてくれる。楽しいな。これがいつまでも続けばいいのに。
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