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驚いて目を見張ってしまう。
私はどうしたらモテモテに?まったく身に覚えがありませんけど。確かに奥様はモテモテだったでしょうけどね。
「ふふふ。大きな目がくるくるして可愛いわ」
「お言葉ですが、私はまーったくモテません。叔母様とは全く作りが違います。叔母様はホントにお綺麗です。光ってます」
二人は目を見合わせて笑い出した。
「ははは。面白い子だね。これは楽しい。こんな子が姪なんて最高だよ。そうだ、息子にもそのうち紹介するからね。今日はちょっと用事があっていないんだけど……」
すると、叔母様は静かに目線を下に落とした。
ん?どういうこと?仲が悪いのかな。そうだよね、年近いとか言ってたような。義理の母だもんね。色々あるのかもしれない。
「はい。いずれお願いします」
私はまたもやぺこり。
「紫ちゃん。お母さんには私から連絡するから、そのことお伝えして下さい。それと私と会って話したこと、お母さんに報告しておいて。あなたもお母さんを安心させてあげて。とりあえず外来で通ってもらうようにしましょう」
「はい。よろしくお願いします」
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